コラム SNS投稿の「いいね!」がいきなり数千倍に!ネットで話題にされた30代女性の悲喜劇~その1~

拡散力の高い人にリツイートされると、一気に閲覧者が増える

コメントを確認してみると、知人たちから十数件ほど『ナイスアイデアw』『アカリちゃんの才能の無駄遣い感覚、好きです!』などなど、肯定的な意見が……。

「知人のコメント十数件っていうのも、いつもの感覚からすれば多いほうで、その中の5~6人が『友人の暇つぶしが面白い』的にリツイートしてて。ここまでの数はまあ、普通の範疇。

それが、リツイート→リツイートくらいのところに、ちょっと有名な人がいて、その人のリツイートをきっかけに、リツイートや閲覧者数が増えていったっぽいのです。検索をして辿ってみたところ、私の見た数字はエラーじゃなくて、本当だったんだ!とわかったら、ちょっとゾクっとしました。最初は、いい意味で。リツイート先でも、面白がってほめてくれるケースばかりで、ちょっと有名な人とか、いつもの見知った知人でない人々が、いろいろな言葉のセンスで自分をほめてくれてるのを見るのが楽しかった。『私のセンス、捨てたもんじゃなかったんだな』『これでネットの人気者になっちゃったら……』って、無邪気な喜びだけでした、最初は」

「そういう投稿」専用アカウントを作って、定期的に投稿するように

気を良くしたアカリさんは、その後も同じテイストの投稿を、2~3日に1回、時には1日2回など、定期的にするようになります。

「正直、『これがきっかけで文化人とかになっちゃったら……』的な妄想もちょっとはしましたけど、同時に『そこまでのものでもないな』って冷静さもありました。

その上で定期的に投稿しだしたのは、単純に、自分のしたことをウケて面白がってくれる人がいるなら幸せだなと思って。ひとさまのおうちの庭のお花でも、きれいに咲いてるのを見ると嬉しいように、私のしたことをそんなふうに見てくれる人たちがいるなら、いい趣味になるし、張り合いもあるなって。

……な~んて思ってた時には、本当の意味での『ネットのリスク』に気づいてなかったんですよね」

桁が大きく違うと一瞬では呑み込めない。

アカリさんを襲ったネットのリスクとは?~その2~に続きます。

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プロフィール

きたざわ御神酒

きたざわ おみき……テレビ、ラジオ、WEB、雑誌で執筆中の雑食系フリーライター。30歳で「バー・一人飲みデビュー」をし、以後、居住地の下北沢中心にあちこちのバーに出没。趣味は「知らない人と話すこと」。趣味が高じて、一瞬、バーの店長をやったことも。
時には夜から昼まで飲み続けたウン年間のバー生活?で学んだ「女子の一人飲みルール」的なお話から、「バーで出会ったトンデモキャラ」のネタ話など、働く女子のタメになったりならなかったり、まったくどうでもよく移動中に読み流したいお話まで、酒にまつわるいろんなエピソードを書いていきます。