職業柄、コロナ禍以降は、ほとんど家で引きこもりテレワーカーと化している筆者ですが、
ここ最近、ワクチンを2回接種済みの相手と「急を要する面会」の予定ができ、筆者はワクチン未接種な事もあり、「すぐ自宅に届く抗原検査」を行いました。
そこで気づいたことを、今回はまとめてご紹介しております。
あくまで個人の感想ですが、
医療素人目線であるがゆえ「専門用語がイマイチよくわかんないよ」という部分など「あ、そういうことか」とかみ砕ける部分もあるかと思いますので、どなたかのご参考になれば幸いです。
その1では、筆者が「検査しよう」と決心してから検査キットを入手するまでの実際の経緯や、その段階で気づいたことをご紹介しました。~その1~はこちら。
そして「ワクチン接種済の人や罹患経験者には、抗体検査やPCR検査って必要あるの?ないの?」という、いかにも医療素人的な、素朴な(っていうか、専門家からしたらたぶん笑っちゃうような)疑問が出てきました。
「自分の防御力の高さ」と「他人にうつす可能性の高さ」を別々に考える
「ワクチン接種済の人や罹患経験者には、抗原検査やPCR検査って必要あるの?ないの?」という疑問の答えを整理するため、まずは「抗原検査」「PCR検査」「抗体検査」の意義を、あえて医療素人の表現で整理してみます。
(1)抗原検査……検査を受ける人の体内に、「罹患」といえる以上の多めの新型コロナウイルスがいるかどうかを計測する検査
(2)PCR検査……抗原検査と同じく「罹患」してるかどうかを調べる検査で、専門キットで自己判断レベルの抗原検査よりも精密に、専門家が関わって調べる検査
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この2つは、「今、自分が病気か調べる=自分のための検査」という機能のほか「今の自分は、他人を感染させるリスクがあるか=他人のための検査」という機能も持っています。
一方……
(3)抗体検査……新型コロナウイルスに対する免疫を持ってるかどうか(罹患経験やワクチン接種経験があれば、免疫が作られてるはず)を調べる検査
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この検査の目的は「その人自身が、今後、新型コロナ罹患してしまったときに重症化するリスクが高いかどうかを調べる=自分自身の抵抗力を調べるための検査」です。
で、冒頭の疑問に戻りましょう。
「ワクチン接種済の人や罹患経験者には、抗原検査やPCR検査って必要あるの?ないの?」
↓
ワクチン接種済や罹患経験者が、もし、いま現在、新型コロナに罹患中だったとして、本人は抗体を持っているので、一般的に考えて、重症化リスクはある程度低く、無症状の可能性も高い。しかし「無症状なのに、実は罹患中」であるおそれは秘めており、その場合、他人を感染させるリスクは大いにある。
なので、ワクチン接種済の人や罹患経験者にも、主に他人のために、抗原検査やPCR検査を受ける意義がある。
……と、ここまで考えて、「そうか、ワクチン接種が完了しても、ワクチン接種完了してる相手に会う場合も、うっかり無症状で新型コロナ感染を拡げてしまうかもしれないリスクを下げるために、「抗原検査」や「PCR検査」は必要なんだ。という答えに到達しました。
なるほど、高級スポーツクラブのホームページに『インストラクターは全員、毎朝、抗原検査で陰性を確認しております』と書いてあったのを見たけど、そういうことだったのね……。