コラム 父への「あと1年」の余命宣告がまさかの誤診!?セカンドオピニオンの重要性を感じた実話~その2~

今回は、筆者の実父がちょっとした体調不良で病院の診療を受けたところ、まさかの「余命宣告」を受けてしまい、精神的にも実務的にもさまざまな困難を経験していく中、これまたまさかの「余命宣告はまったくの誤診」という結果が出たてんまつをご紹介しています。

親の介護について気になるという方への情報のご紹介とともに、
セカンドオピニオンの重要性を広く知っていただけたらと思いますので、実父以外の事例も含めてご紹介して参ります。

その1では、まず、筆者の父にどのような形で「余命宣告」がされたかという発端と、その後しばらくの経過をご紹介しました。~その1~はこちら

介護グッズのレンタルや、手すり等の工事も介護保険適用

さて、個人病院と紹介後の中堅病院から「余命宣告」が出てしまった筆者の父、現在は自立して食事や散歩ができる状態でも、今後は次第に介護が必要になるであろう…という事で、役所に「介護保険」の相談に行きました。

皆さま、「介護保険料」ってどのように徴取されるかご存知でしょうか?

端的に言うと「健康保険加入者は40歳以上から介護保険料を徴取される」形で、日本は国民皆保険制度があるので、40際以上の人はほぼ自動的に介護保険料を納めています。

で、現行の制度では、65歳以上の加入者は「原因を問わず介護や日常生活の支援が必要になった時、お住まいの市区町村の認定を受け、サービスを利用することができます。(「介護保険制度について – 厚生労働省」より)」だそう。その他、40~64歳でも「老加齢に伴う疾病(特定疾病)」が認定されると介護保険が適用されるようです。

父の場合は、レンタルの電動ベッドや歩行補助器具など、自宅に導入したい介護グッズや、
「2階建ての自宅の階段につける手すりの工事」も介護保険が適用され、厚生年金を受給中であっても1割負担、という形でした(所得制限以上の収入があると2割負担)。

具体的には…
・介護用電動ベッドの月のレンタル料金10000円のもの→月1000円の負担
・手すりの工事(35000円)→3500円の負担
…という金額。保険料って、徴収されるときは「高くてイヤだな」と思う事もありますが、高齢で収入が限られている時にこうした形で返ってきて、フリーランス職の一人娘としては、大変ありがたく感じました。

「余命宣告が誤診だった」と判明するまで

さて、父の余命宣告が「まったくの誤診」とわかるまで、約3か月かかりました。

父のケースでは、8年前のがん摘出の件以降、お世話になっていたかかりつけ医が、とても誠実に熱心にセカンドオピニオンを勧めてくれたおかげで、誤診が判明した形です。

かかりつけ医のA先生は母からの電話報告を聞き、
「僕は、恩師(大学病院の責任者職についている父の主治医)が、たった数か月前の検診で、こんなに短期間で命にかかわる見落としをしたなんて、どうしても信じられないんですよ。よろしければ、僕が大学病院の検査枠を予約しますから、一度精密検査を受けてみませんか?」
と提案してくださったのです。

父自身は余命宣告を受けて意気消沈し、最初は「もうそんなのいい」と言っていましたが、
筆者と母が、ワラをもすがる思いで勧めまくり、なんとか大学病院の検査に連れて行きました。

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