コラム 「地方移住」の明暗を分けたものとは。移住した人々の経験談に学ぶ、成功の秘訣~その2~

リモートワークの普及で「地方移住」という暮らし方が注目を集めている…という事で、今回は筆者の周囲で実際に都内から地方に移住した人々のリアルな経験談をご紹介しながら、おひとり様が地方移住に成功する秘訣を考察しております。

その1では、「地方移住して大満足!」というおひとり様のマナさん(仮名:40代・フリーのクリエイティブ職)の実例と、
「地方移住に失敗した。後悔していて、東京に戻りたい!」と言い続けているリカちゃん(仮名:40代・クリエイター・既婚・子どもなし)の実例をご紹介しました。~その1~はこちら

後編では、他の地方移住者から聞いたポイントも交えつつ、「おひとり様の地方移住・成功計画」をまとめて参ります。

地方移住で注意すべき基本ポイント

筆者の周囲には、その1でご紹介した人々の他にも、おひとり様からファミリーまで数件の地方移住者がいます。今回、彼らから話を聞いてみて、一口に地方移住と言っても、世帯構成によって留意点は異なると感じました。おひとり様に特化したものも含め、ざっくり挙げてみます。

1:「大自然の中の一軒家」的な物件は、おひとり様は避けたほうが無難
破格の古民家など、物件情報を見ると「いいな」と思いがちですが、周囲に人が少ない場所は、商店はもとより薬局や病院も遠いという事です。大人が複数+遊び盛りの子どもがいる世帯ならばそういう場所もアリかもしれませんが、いざという時にタクシーも通らず、自分が車を運転しないと動きようがない場所は、おひとり様にはやや危険です。

2:別荘地の物件は、建物のつくりをよく見てから
ジモティーの結びつきが濃そうな集落よりも、別荘地であれば、似たような新参者の集まりで安心と思う方もいらっしゃるでしょう。人間関係に関してはともかく、別荘地の場合「夏の避暑に重きを置いた設計なので、氷点下になる冬に隙間風ビュービュー」などの例もあるようです。事前に調べましょう。

3:家賃だけでなく、水道光熱費や税金まで事前チェックするべし!
地方は都内よりも地代家賃は低めなものの、都市ガスではなくプロパンを使用しなければならないなど、水道光熱費が大変高くつく場所もあります。また、人口が少ない分、一人が負担する税率が高くなる地域もあります。家賃だけで飛びつかず、必要経費についても事前に調べましょう。

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