コラム 20歳・家出娘の資金源はクラウドマッチング!? ニューノーマル時代の働き方で心配なこと~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)です。

東京都の緊急事態宣言が解除になり、久しぶりに、地方から仕事で都内に出張してきた女友達のリリコさん(仮名:40代・メーカー経営者)と、軽く飲んで参りました(二人とも新型コロナワクチン接種済、マスク会食です)。

リリコさんの娘さんは今年20歳なので「成人式のお祝い、何がいい?」と話題を振ったところ、「そんなのいいわよ~。っていうかうちの娘、今、都内に家出中なの」と聞いてびっくり!

更に、まだ学生である娘さん・ララちゃん(仮名)の、家出資金の捻出法にも「なんとイマドキな!」と驚きました。地方から親にナイショで上京してすでに2週間、一人でなんとか暮らしているというのですから、交通費やら宿泊費、生活費は、それなりにまとまった金額になるわけです。

この家出資金捻出法に関し、単純に、突飛さや斬新さで驚いた等ではなく、リリコちゃんと筆者、働くオトナ女子二人が「今後のニューノーマル時代の働き方とは?」「生き残り方は?」などと、ビジネスの心得談義に発展してしまうような内容だったのです。今回は順を追ってご紹介して参ります。

これまでの連載:https://suits-woman.jp/column/saketoitata/

家出娘の資金源は、クラウドマッチングによるイラスト受注

ララちゃんの家出の発端は「短大の友達が、激戦のテーマパークのチケットを取ってくれたので、一緒に遊びに行きたい」という願いを、親(リリコさん)に反対されたからです。コロナ禍でもあり、反対はごくまっとうです。

「そんなの、お金出してあげないよ!」と叱られたララちゃん、部屋にこもってメソメソ泣いていましたが、翌朝、家族が起きると、ララちゃんのお部屋がガランとしており、家出していた…という事で。若さってパッションね。

それでも、リリコさんがかけた電話にはちゃんと出たそうで、「都内で、自分の予算で借りられる範囲のホテルのマンスリープランを予約したので、ひとまず1か月そこに滞在する。短大の授業はオンラインでちゃんと受ける」という言質は取ったのだとか。

さて、問題の、ララちゃんの資金源です。

ララちゃんは美術系の短大生で固定のアルバイトはしていません。しかしイラストの腕前がそれなりに高く、クラウド・マッチングサービスでのイラスト受注が、家出の資金源なのだそう。

数か月前から受注を受け始めており、現在では月平均10万円強の受注が発生しているのだとか。それを貯めたお金で、今回の家出にかかるもろもろの資金を捻出したのです。

月平均10万円強というと、まあ、まとまった金額ではあるものの、不安なく生活できる金額ではありませんし、固定収入でもありません。そこでララちゃん本人からも、リリコさんになんとな~く甘える方向性の相談があり、リリコさんは「来月も都内で暮らしたいなら、ママの仕送りでもうちょっと都心のセキュリティのしっかりした場所に滞在して、何か短期スクールでも受講して、今後の就職に有効なスキルを身につけなさい」と交渉中なのだとか。

そう、ララちゃんはいま、就活中の学生なのです。本人は、イラスト制作のスキルを活かせる、ゲーム系のアプリ会社等への就職を希望しているそう。

そこで、経営者でもあるリリコさんが悩むのが「こんな状態で、娘の就職はうまくいくのだろうか?」という部分です。

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