コラム 相談しにくい悩み「高齢処女」。30代後半卒業の筆者が語る、恋愛で一番の足かせだったもの~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)です。

昨今、あらゆるデータで「異性経験のない若者の増加」が取り沙汰されていますね。どこまでが「若者」か?という感覚には個人差が大きい時代ですが、30代、40代で異性経験のない人の数も少なくないようです。ネットメディアには「高齢童貞」「高齢処女」という言葉も登場しています。

今回、取り上げるのは、筆者も経験した「高齢処女」という事象についてです。…筆者、30代後半の年齢までそうだったのです。30代前半で「一人飲みデビュー」とかして、異性の友人は増えましたが、そういう話とはご縁のない期間が、大変長かったのです。

一口に「高齢処女」と言っても、その原因はさまざまでしょう。そもそも異性関係を欲していない方もいれば、男性に関連したトラウマがあるとか、ご実家のしつけが厳しすぎて性的な事に罪悪感を持ってしまう…など、心因性の理由がある方もいらっしゃると思います。

しかし、最も多いのは「特に望まないわけではないのに、そういう機会がないまま今まできている」という、フンワリした、でもちょっとその事が気になっている…という方ではないかと。筆者もそうでした。そして「自分は、この状態のまま一生を過ごす可能性大」と考えていました。

今回は、かつての筆者のような方に向け、卒業生(筆者)が、卒業過程で気づいたことをお伝えします。

これまでの連載:https://suits-woman.jp/column/saketoitata/

プライベートなこと過ぎて相談もアドバイスもないが、実は回答は存在する

どんなに仲の良い女友達相手でも、「自分が高齢処女であることについて」を相談する方は少ないでしょう。性的なプライベートはそもそも他言するのは恥ずかしいですし、ある程度の年齢になれば「そんな事相談されても、誰も答えようがないっていうか、困るよね」という感覚も働きます。誰に相談するでもなく、アドバイスを受ける事もなく、ちょっと悩んでいる事が現在進行形で更新されていくばかり…というパターンが多いと思います。

「誰も答えようがない」「困る」という感覚は正解ですが、たとえばモテ女の知人がいたとして、その人が「高齢処女となる人の要因を分析できない」という事はありません。たとえば、相手がその状態であることに気づいていても、相談されたわけでもないのにそれについて俎上にのせるのは失礼なので、しないだけです。

現在は「卒業生」の筆者が「在校生」だった頃の事を振り返りますと、「私って恋愛ベタだから」とうっすら濁してモテ女や既婚者の友人に相談した時、以下のような事を言われました。

・あなたには隙(すき)がない
・あなたには真面目で潔癖なところがある

…こう言われている頃に、合コン要素のある集まりに招いてもらったり、男性を紹介されたり、婚活してみても、すべて「数回の淡いデートどまり」または「飲み仲間化」で終わりました。

筆者本人としては、「男性目線を常識的に意識したファッション」「一人飲みでつちかった、途切れない会話術」などを持っているのに、「隙がないだの、真面目で潔癖だなどと言われるのはなぜ?」と、ナゾに感じる部分もありました。

しかし、そのナゾは、「卒業生」になって始めて解けたのです。

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