コラム 婚活の初対面で失敗続きの人へ。相手の好感を得る「わざとらしさ」を消す方法~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)です。

先日、親友の娘さん・サキちゃん(仮名:20代前半・学生)と、二人でお酒を酌み交わす機会がありました。地方の親元を離れて一人暮らし中のサキちゃんにお貸しするものがあり、彼女が筆者宅まで受け取りに来たついでに、夕食とお酒をご一緒した形です。

サキちゃんのお母さま(筆者の親友)は「まだまだ子どもで、性格的に幼い」と評価していましたが、筆者が数年ぶりに実際に会話してみると、むしろ同年代の若者より落ち着きがあって、利発な印象のお嬢さんに育っていました。ご本人に伝えると「どこの親も、自分の子どもはいつまでも幼く感じるものなのかと思います」という、これまたどっしりした切り返し。ご時世的に、まだ控え気味の筆者の趣味「一人飲み」で、偶然面白い人に遭遇したような心境になり、大変お酒に強いサキちゃんと、何時間もウキウキとお話したのですが…。

サキちゃんから、お母さまが仰天しそうな情報を聞きました。「私も、友人とでも一人でもバーに行ったりするの、好きなんです。私みたいな若い者がいると、バーって、周囲の大人が声をかけてくださったりしますよね?それで会話を楽しんで…。そういう時、私、男女限らず話した相手の方から、ごちそうにならなかった事ないんです」

なんと!スーパー会話術の持ち主じゃないですか!うん、でも、実際に会話してみて、サキちゃんが調子に乗って大げさな事を言っているのではない、と納得できます。

バーで会った人に必ずおごられる、という事は、「初対面の相手との会話で、90%以上好感を持たれる」という事です。

婚活などでもそういうワザを身に着けていれば、次の機会をつなげ放題でしょう。

…というわけで今回は、サキちゃんとの会話例から「初対面の相手に好感を持たれるポイント」を分析しつつ、婚活潜入取材を何度も重ねた筆者が「婚活の際の具体的応用法」に結び付けてお届けします。

これまでの連載:https://suits-woman.jp/column/saketoitata/

「聴き上手」は、相手の話を完全に受け身で待ち続ける状態ではない

会話上手のポイントとしてよく挙げられるポイントに「聴き上手」があります。自分から話題を押し出すよりも、相手の話を聴いてあげるほうが好感を持たれやすい…という要素、もはや皆さまご存知でしょう。

しかし「聴き上手」というのは、相手が話すのをただただ受け身で待って、賛同のあいづちを打つことではありません。それだけでも「にわか聴き上手風」にはなれますが、本当の聴き上手は、相手の話を引き出す事がうまいのです。

サキちゃんは、まさにこのタイプ。本人は「バーで若者がいると、周囲から声をかけてくださる」と言っていますが、実は彼女は「相手が話したくなる(声をかけたくなる)」空気を、自然に作れる子です。あからさまに自分から質問する、というわけでもありません。

ポイントは「感嘆の言葉」と「さりげない誉め言葉」。

たとえば、いる場所の調度品や相手が身に着けているものに対し「あ、素敵」とつぶやいたり、飲み物を出されれば「わあ、おいしい」とほほ笑む。そして自分が感嘆したモノをまじまじと見たり、嬉しそうに味わう素振りを見せる。

…これをされると、「この調度品に興味がある人なんだな」「この飲み物について情報をあげようかしら?」という気持ちに、自然となりますよね?

「聴き上手」の上級者は、まず相手に「話したい気持ち」を起こさせるのが、とても上手なのです。

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