コラム 婚活の初対面で失敗続きの人へ。相手の好感を得る「わざとらしさ」を消す方法~その2~

今回は、「バーで必ず声をかけられるし、男女問わず会話した方からおごられなかった事がない」というサキちゃん(仮名:20代前半・学生)の若さだけではない会話上手な魅力を紐解きつつ、
婚活潜入取材を何度も重ねた経験を持つ筆者が「婚活の際の具体的応用法」に結び付けてお届けしております。

バーで会った人に必ずおごられる、という事は、「初対面の相手との会話で、90%以上好感を持たれる」という事。その好感度の秘訣を、ぜひ大人の婚活に応用しましょう。

その1では、会話上手の要素として筆頭にあがる「聴き上手」に関する、よくある誤解と、本当の「聴き上手」になるための会話の導入の例をご紹介しました。その1はこちら

「わざとらしい」印象が出ることと年齢は無関係

さて、サキちゃんのような「相手が話したくなる空気感」を、大人が意識して作ると「ぶりっこ」的で、逆に気色悪く思われるのでは?という不安を感じられた方。

しぐさや声音が「わざとらしい」「ぶりっこ」に見えるポイントとして、年齢は実は関係ありません。10代でそう見える人もいれば、60代でもそう見えない人だって、現実的に存在しますよね?

サキちゃんも、全く「ぶりっこ」には見えません。ヘアスタイルはショートカットで、ファッションは常識的にオシャレで男ウケを狙った感じはなく、声は低めでゆっくりと、静かな話し方です。

彼女がバーで声をかけられやすいポイントは、むしろ「若いお嬢さんだけれど、うわついた感じがしない」からでしょう。ただただ若さ押し、可愛さ押しですと、まっとうな大人には「会話すると疲れそう…」と気おくれする人も出そうです。「それなりに会話を楽しめそうなイメージ」が見える子だから、話しかけられるのだと思います。

これ、実は大人の女性でも同じです。

特に大人が気をつけたいポイントは「声」「話し方」です。生まれ持って、または日常的に声が高い方は別ですが、「意識した高い声」は、大人が出すと特に「攻撃的な女性性」を感じさせます。「男ウケ狙い」とか「デキるハキハキした女演出」を感じてしまうのです。

バーでも婚活でも、「そういう女性がタイプ」だったり、「オトしやすそう」と思う狡猾な人、または「そうしたポイントに頓着しない(気づかない)成熟度の低い人」しか、この手の女性に近づく人はいません。

ですので、「本来、自分の感性にはない誉め言葉」などを、「モテるために無理やり発揮」しようとするのはNG。最初はうまく行っても後が続かない=ナチュラルな関係構築を阻害する形になるかもしれませんし、まっとうに成熟した相手には、最初からバレてしまいます。

「そんな事言っても、思ってもない事を感嘆したり、誉めたりするとモテる、って話なんじゃないの?」と思われた方、そうではないのです。

ちょうどいい不安と自信による「落ち着き」

サキちゃんが、「話しかけやすい空気」として「感嘆」や「さりげない誉め」を繰り出すのは、無意識レベルで「それが自分の会話の武器になる」ことを悟っているからだと思います。

彼女は若いので、経験が浅く、バーで出くわすような大人たちよりも自分は未熟である…という、ごく常識的な「若さにともなう不安」を持っています。自分からは声をかけられない、でも、人生をエンジョイしている面白そうな大人たちから声をかけてくれたらいいのに…というウェルカムな気持ちは持っている。…その気持ちが形になったのが「感嘆」や「さりげない誉め」というシグナルなのです。

このシグナル、実は「不安」だけでなく、ある程度の「自信」もないと発することができません。

1 2