コラム 「認められる世の中になったら、親友と同棲婚」を検討する女性たちの人生プラン~その2~

筆者の周囲に、最近「同性婚が認められる社会になったら、親友と入籍する!」と、かなり本気で、制度的な部分も含め、計画している飲み仲間のおひとり様女性たちがいます。

「同性婚」は、同性愛カップルが望むもの、というイメージに縛られず、新たな人生計画として検討しているのは、どんな人なのでしょう?また、「恋愛感情抜きの同性婚」には、どんな良さがあるのでしょうか?

その1では、当事者であるみーさん(仮名:会社員・50代)とるりさん(仮名:会社員・50代・みーさんより2歳上)の関係性や背景についてご紹介しました。その1はこちら

お互いの居心地の良さを確信した決め手は、オタク性と小旅行

みーさんとるりさんが出会った時に、まずお互いを気に入ったきっかけは「オタク話」。

みーさんはアニメオタク、るりさんは海外ドラマオタクなのです。

筆者もオタクなので語らせて頂きますと、オタク同士の相性って、実は難しい面もあります。

好きなジャンルが近すぎると、ちょっとした見解の差が、愛の深さゆえ深刻な溝になったりするので、趣味がかぶりすぎていると、逆に最初からツッコんだ事を話せる相手かどうか、慎重にならざるを得ません。

しかし、明らかにジャンル違いのオタクだったみーさんとるりさんは、「ジャンルは違えど、オタクってこうよね」という「あるある話」や、相手の好きなジャンルの深い話を聞く面白さで、まず「この人、面白い!」となり、二人女子会をする間柄になったそう。

その後、一緒に旅行することになり、「まとまった時間を一緒に過ごしてもすごくラク」という性格的相性の良さを確信したそう。

るりさん曰く、
「私は低血圧で、朝がものすごく弱くて。ときどき、朝食も食べられないような体調の朝があるの。カレシと旅行してそういう日にあたっちゃうと、すごく残念そうで、こちらもいたたまれなかった。でも、みーちゃんと旅行した時に『ありゃりゃ、しんどいね!私、食べに行ってくるついでに、るりちゃんにおにぎり持ち帰らせてもらえるよう、交渉してくるね!』って言ってくれて」

…これは、感激しますね。また、みーさんは、
「るりちゃんと一緒だと、必死で観光しなくても、お部屋であーだこーだ話したり、移動する時間も楽しかったし、ボーっとしててもOKな空気感が楽で。お部屋におにぎり作ってもらうとか、具合悪い人に対して当たり前のことしただけなのに、すごく『ありがとう』って思ってくれて、でも、面倒臭いほど感謝しすぎない(笑)。『ああ、この人とは、旅行に来なくてもふつうに楽しいかも』」
と感じたそう。

…というわけで、気づくと「毎日家族のようにメッセージし、カレシと旅行に行っても旅先の愚痴をお互いに送り合い、月に2回は週末を一緒に過ごし、お盆正月はお互いの実家に遊びに行く」という親密さになっていたのだそう。

1 2