コラム 【酒とイタタ!】働く女子の『一人飲みデビュー』。ハマるきっかけはバーテンダーの衝撃的な一言!~その2~

「自称クリエイター」から売れっ子芸能人まで、半ニートから高額所得者まで……幅広い社会人のるつぼ・下北沢のバーを中心に「一人飲み」歴10年以上のライター・きたざわ御神酒が、「1人飲みデビュー」に至ったきっかけは?~その1~はコチラ

「働く堅実女子一人飲みデビュー店」の決定ポイントは?

さて、「自分が開拓する一人飲みデビュー店」を探し、下北沢の夜を徘徊し、10軒以上のバーの店頭をウォッチした結果。私が目星をつけたのは、

  • 外から中が見える店で、女性一人客がカウンターに座っている実績がある店。
  • 重厚でオーセンティックな店ではなく、仕事帰りの自分が気楽に立ち寄れるカジュアルさと価格帯の店。

この2つの条件を満たす、「ピクニック(仮名)」というバーでした。ペンキで手描きの荒い看板が元気な印象で、「若い世代向け」なイメージと価格設定。立地は、繁華街を1本曲がった小道の1階。席数は、カウンター8席程度+小さなテーブル席が2つくらい。「30歳の自分には若すぎるかな?」と一瞬よぎりましたが、大人で「お酒をよく知って」いて、服装もちょっと小奇麗にしないと入りにくい……というような店でナメられたら怖いし(笑)。気が合わなかったら気軽に次に行けるくらいの安心感を持てるバーに、「まずは一人で入ってみる」というのが重要でした。はい、かなりビビリです、私。ビビリゆえ、こんなことも考えましたよ。「若い店の中でも、地下や3階の外から見えない店はNG。うっかり若者がドラッグとかやってたら……」。なんかそんなイメージない?下北沢って(笑)。繁華街とはいえ自宅の近所、女子の一人飲みはそのくらい気を遣って店を選んだほうがいい、と、今でも思います。

と、いろいろな葛藤を経た、とある金曜日の夜。「今夜、あの店でデビューするぞ!」と決意を固め、19時頃、店の外から中をうかがうと、カウンターに「一人飲み」の20代後半くらいの女子がいて、マスターとフレンドリーに会話していました。ナイスタイミング!マスターとの相性が微妙だったとしても、あの女子の隣でお天気の話でもすれば、1杯分は間が持つに違いない!と、意を決して入店。

 いきなり誤算、番狂わせ!

カウンターで、とりあえず生ビールを注文。座ったのは、20代後半女子から1席あけたところ。

BGMはレゲエ。ボンバーヘアーにTシャツ姿の20代マスターが「ウチ、初めてですよね?」なんて、お決まりの声かけ。「そうなの。女子一人で新しい店入るの、ちょっとどうしよう?って思ったんだけど、女の人が座ってるの見えたから…」と、隣の女子も巻き込もうと、ニッコリ。相手も感じよく笑ってくれて……というところで、誤算が!なんと、トイレから、隣の女子のカレシが戻って来たのです!つまり隣の女子は、「一人飲み」じゃなかったわけ!ヤバい!「カップル客」の隣に「一人で来ている寂しい女」になってしまった!どうしよう?私、初めての店で間が持つんだろうか?

1 2