コラム 【酒とイタタ!】「バー・一人飲み」におけるルックス・テクニック~『空気女子』が『ちょっとイイ女』になれる方法~その2~

私は残念ながら恋されたりはしませんでしたが、「こういう恰好もできる、実はちゃんと働いてるお姉さま(20代の甘めワンピ―スとかでなく、年相応のサテンのコンシャス・スーツだったあたり)」と認識されました。「店によくいる空気オバサン」から、ものすごい昇格です。グレた不良が更生すると、マイナスからゼロになっただけなのに、もともとふつうのゼロ状態の人が100点取ったかのように印象アップするものですが、私の「女子力」も、ルックスを変えただけで、その状態です。

昇格した自分が心地良かったので、私はそれから、行きつけの店に飲みに行くとき、以前よりは見た目に気を遣うようになりました。すると、男子達が親切になりました(笑)。PCのトラブルが起きた、と言えば直しに来てくれたり、ホームパーティーのメンバーに呼ばれて手料理を振る舞ってもらったり、「遠くの映画館でやってる単館上映の映画が見たいけど、出かけていくのがめんどくさい」と言えば、「俺も見たいからクルマ出そうか?」と一緒に連れてってくれたり。

自分に適した『女子力発揮バー』を見つけると、生活が楽になる

これ、ほんとに「モテた」のではありません。当時、私は「実は勝気な自分が、酔って多少『オレ様』状態になっても馴染めそうな、年下層の多いカジュアルバー」が居心地が良かったので、そういう店に通っていました。だから、親切にしてくれた男子たちからは「恋愛対象じゃなくて、仕事の愚痴とか話しても平気な、ちょっと威張りん坊な、プライベートな姉さん友達」という位置だったかと思います。好きな女の子の話とかも聞いてたし。

でも「恋愛対象じゃない男友達」が増えると、正直、とても助かります。バーに通い、ルックスを整えたことによって、私は「ちょっと男手が欲しい時に、気軽に頼める男子」を、いろんなジャンルで獲得しました。実は私、幼稚園から女子校育ちで、趣味も嗜好もオタク系インドアなので、バー通いするまで「男の友達」が全くいなかったのです。いろんなジャンルの男友達ができると、それまで苦手だった「職場での男性への対応」も、前よりはうまくできるようになりました。「こういう男性は、こういう言い方をしたら怒る」「●●さん相手に、企画が通りやすい提案のしかたや言葉遣いは、こんな感じ?」「こういう服装のほうが、●●さんに好感持たれそう」などなど。

こう書くと「全く男性慣れしてなかった人が、いきなりふつうの事に気づいて、ふつうになっただけじゃない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが。すでにそういう事ができてる方にも、大人になってから「社会的しがらみのない、ジャンルの違う友達」を広く気軽に獲得する場として、バーはうってつけだと思います。

そこで「自分に合った行きつけのバー」を見つける際に提案したいのが『ルックス・コントロール』です。

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