コラム 【酒とイタタ!】尽くして泣きぬれて…なんてことはない!?愛人業の実態を暴露!あなたは愛人できますか?~その2~

シロウト大好きなオッサン達が提示した契約条件に唖然!

ちなみに、この件のオッサンたちの愛人契約の条件は、~その1~で紹介した定番3か条の、やや変化球でした。

(1)雇用主がいきなり訪問しても、いつも部屋をきれいにしてくつろぎを提供すること

(2)カレシは作ってもいいが、(1)の際には帰らせること

(3)愛人業以外の仕事はしてもいいが、(1)の際には必ず休むこと。

これで、基本手当月25万円+僕の気に入ることをしたらプラスアルファだそうです。

(1)の条件は絶対、と言うクセに「カレシを作ってもいい」だの「仕事をしてもいい」だの、ゆるくしたフリをして自分を優先しなければ許さないワガママぶりと半端な契約価格、そして「僕の気に入ることをしたら、もっとあげてもいい」という傲慢な曖昧さ、すべてが気持ち悪いですね。

シロウト好きオッサンの件と比べると、~その1~に登場した専務さんは一見かなりカッコイイように見えなくもないです。

しかし会社の経理を私物化しているという点においては、他のまっとうに働く人々の努力を無視した社会的犯罪者でもあり、その方向でのブラック度は濃いかもしれません。いい時期に別れたからたまたまよかったけれど、タイミングが悪いと、すごくひどい目に合わされそうな怖さを感じます。

自分の性的な価値や自由を売り渡す契約を、合意の上でひっそりと結ぶ人がいても、ふだんの生活では気が付きませんし、とめることもできません。道義的正当性はともかくとして、人生の選択は各人の自由です。

しかし筆者、超一流ホテルのバーで、愛人業とおぼしき女性が雇用主の男性から一方的に契約を切られる際の、悲痛な叫びを聞いた経験があります。

「私の25年を帰してよ!」

文字にするとたった一行ですが、あの悲痛さ、周囲が彼女を見て見ぬふりをする空気、言葉の意味の重さ、向かいに座った男性の取り付く島もない様子……。今思い返してもゾッとします。

金銭で自由を取引するということの重みは、合意で成り立っている間より、その契約が崩壊する瞬間、または崩壊した後に襲ってきて、尾をひいてつきまとう……。そんな怖さを感じてしまうのです。

お金を出せば思い通りにできると思っているところが気持ち悪い!

<御神酒の手引>
プライスレスなものにプライスをつけると、どんな値段でも損する気がする。

1 2

プロフィール

きたざわ御神酒

きたざわ おみき……テレビ、ラジオ、WEB、雑誌で執筆中の雑食系フリーライター。30歳で「バー・一人飲みデビュー」をし、以後、居住地の下北沢中心にあちこちのバーに出没。趣味は「知らない人と話すこと」。趣味が高じて、一瞬、バーの店長をやったことも。
時には夜から昼まで飲み続けたウン年間のバー生活?で学んだ「女子の一人飲みルール」的なお話から、「バーで出会ったトンデモキャラ」のネタ話など、働く女子のタメになったりならなかったり、まったくどうでもよく移動中に読み流したいお話まで、酒にまつわるいろんなエピソードを書いていきます。