コラム 【酒とイタタ!】お酒の飲み方ひとつで人生激変!酒癖で心の闇がバレた男女のトンデモ事件簿~その2~

お酒を飲んだ後に食べるラーメンは、罪悪感以上においしいもの。しかし、シメも限度があります。飲みすぎると爆食いする悪癖がいきすぎて、大変な事態を招いてしまった看護師のアサミさんの事件を~その1~でお伝えしました。後編でも、酒癖が招いたトンデモ事件を紹介していきます。

田舎のカラオケスナックで遭遇した、脱ぎ癖女性にビックリ仰天

もし、お酒に酔うと脱いでしまう女性が都会のバーにいたら、特殊な嗜好の会員制バーなどでない限り、さすがに通報されますよね。

しかし、そういう人が通報もされず、出禁にもならないような場所が現代でも存在していました。

筆者が親戚のスミレさん(仮名)の住む、人口1万人弱の田舎の観光地に泊まりに行ったときのこと。飲みニュケーション好き一族の筆者&2児の母である50代のスミレさんは、夜、スミレさん行きつけのカラオケスナックに飲みに行きました。

そこは、団体観光客も受け入れ可能な収容人数50席規模の大きな店。ただ、その夜はシーズンオフだったため、筆者たちの他5名程度の地元住民主体のお客しかおらず、妙にゴージャスなラウンジ風の内装が逆に寂しい雰囲気。

それでも、店内は盛り上がっていました。カラオケスナックなので、1曲200円でみんなの前で歌うシステム。カラオケの曲がひっきりなしにかかり、曲がかかると、他の人のリクエスト曲でも前に躍り出る人がいるほどだったのです。

平均年齢は明らかに50歳以上でみなさん牧歌的なイメージだったのですが、お酒が入っているせいか、妙な宗教のお祭りのような熱気も出てきました。そして、事件が勃発。

その場にいた地元客の中で最も若そうな40代くらいの女性のイッちゃん(仮名)が、オッサンの歌う演歌に合わせて服を脱ぎだしたのです!

下着が見えた時点では反応に迷った筆者ですが、下着の中身まで景気よく踊りながら披露されると内心ドン引きしつつも周囲に合わせて拍手&かけ声などを行ない、流れに身を任せました。すると、スミレさんが笑顔のままお会計してくれて、店を脱出することができたのです。

脱ぎ癖女性が抱える心の闇は他人事ではないかもしれない!

店外に出るとスミレさんが「イッちゃんは外から来た人だから」と、彼女の素性を説明してくれました。外から来た人というのは、ここ数年の間に住人になった人を指します。観光地ではアパートなどの社宅付きの仕事が多く、妙齢の人がふらりとやってくることも多いのだとか。

40代で急に田舎の観光地に一人で移住……。都会ならいくらでも仕事があるはず。「もしかしたら、どこかで何かあったからこの町に来たのかもしれない」と妄想を掻き立てられてしまいます。

そんな下世話な思考も的外れでもないようで、スミレさんは「訳アリの人も多いからね。でも、ああいう悪い飲み方をする女と同じ場所にいたなんて、どんな噂されるかたまったもんじゃないわ!」と憤慨していました。

なるほど。人工の少ない場所でウワサされたら、逃げ場がないですものね。田舎も大変です。その夜は二人でスミレさんのお宅に戻って飲み直し、筆者は二泊してその地を去りました。

驚いたのは、その一年後。所用でスミレさんで電話した際、とんでもない話を聞いてしまったのです。

「あの、酔うと脱ぐイッちゃんっていたでしょ?あの人、急に太ってさ、『アンタも中年太りの年になってきたんじゃないの?気を付けなさいよ~』なんて言ってたらね……。妊娠だったのよ!たぶん臨月のお腹抱えて、いなくなっちゃったの!」

ヘヴィーな話です。しかし、人生を一歩間違えば、どんな女性にも起こりうる展開かもしれないと、筆者はせつなくなりました。脱ぎ癖の原因はたぶん、承認欲求です。

酔うと「自分を見て!」という気持ちが爆発し、苛烈な行動=脱ぐ、となってしまうのです。体を鍛えた人ならそこに「努力の結果を見てほしい」という前向きさも感じられますが、イッちゃんは失礼ながら、特段美しかったり、努力の感じられるボディーの持ち主ではありませんでした。

そういった女性が酔うと脱ぐのは、どんな精神状態なのだろうか?なぜそこに至ったのだろうか?そう考えると、気分が暗くなります。どこかで力強くお子さんを育てていてくれますようにと願わずにはいられません。

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