コラム 【もやもや】嵐の活動休止発表にショックを受けた、働くアラサー&アラフォーが思いを巡らせる「自由な生活」とは?~その1~

そして、もっとも働く30代40代の心を揺さぶったのが、大野智さんの「自由な生活がしてみたい」という言葉です。「わかる!私も自由な生活がしてみたいよ!」というだけでなく、1回嵐を離れて、自由な身になって絵を描いたり釣りをしたりしたいという大野さんの言葉に、はてさて、自分にとっての自由な生活ってなんだろうと思いを巡らせたのです。

大野さんは会見で、その思いを感じるようになったのは、2014年9月、嵐15周年のハワイ公演のあとあたりからだと言っていました。

その時期、嵐15周年記念のハワイ公演のあとの5人を追ったテレビ番組が公開されました。その番組では、カハラの大豪邸で寛ぐ5人のフリートークも公開され、大野さんが初めてメンバーに「自分が嵐にいていいのか、ずっと悩んでいた」と吐露するシーンがありました。今は充実しているし、そんな風に思っていないからこそ言えるとも話していました。でも、会見時の発言からすると、大野さんはそのころからまた悩み始めたことになります。「ホント、ずーっと葛藤があったんだな……。なんだか気の毒。でもわかる」と、大野さんの苦悩を自分事にとらえる人も少なからずいました。

恋愛もできない、プライベートはおろか睡眠時間もないほど仕事に追い立てられる、いつも誰かに行動を見張られている日常といったトップスターの息苦しさ、背負っているものの大きさは計り知れません。でも、仕事へのモチベーションが維持できないという悩みや、自由な生活への渇望は、一般人にもあります。とくに既婚者などから「自由に好き勝手生きていていいわよね」と嫌味めかして言われがちな30代、40代以上の働く独身OLは、ことあるごとに自由ってなんだろうと考えてしまいます。

「釣りをしていても、翌日に仕事の予定があれば、それは自由ではない」といった大野さんの言葉も、少なからず衝撃でした。それって、もはや隠居です。自由な生活とは、セミリタイアでしか得られないものなのかもしれない……と思うと、それはもう、日々の生活を維持するだけでカツカツで、大した蓄えもなく自転車操業で働いている自分たちには一生無理な気もしてきます。そして、実際そういう生活を自分が楽しめるのかというと、謎。今の仕事をぶん投げてまでやりたいことがないし、仕事以外で自己肯定感を得られる自信がないという現実を突きつけられるのです。私たちはなんのために生きているのでしょうか。やりたいことがある大野さんって素敵……と羨ましくも思えます。

学校を卒業後、仕事漬けで20年余り。「忙しすぎて毎日キレそうになるけれど、実際、仕事辞めて自由になりたいかと問われると……悩む」「自由な独身貴族だなんて言われてるけど、1mmも自由じゃない。むしろ不自由」~その2~では、あずき総研が働く独身アラサーに聞いた「自由な生活」についての意見をご紹介います。~その2~に続きます。

働くアラサー&アラフォーの「自由な生活」イメージその1:目覚ましをかけないで寝る。

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