コラム 【もやもや】「結婚式に行きたくない/行かない」はもはや普通の感覚?30代40代に地味婚・ナシ婚が流行る理由~その2~

「学生時代の友達で10人くらい、1年に3~4回くらい定期的に会っている仲間がいるんです。用事があったりいろいろで、全員揃うことはないんですが、まあまあ仲良しだと私は思っていたんですよ。で、去年だったか、そのなかのひとりに、LINEで“急なんだけど結婚することになったの。ぜひ結婚式に来てね!”ってきたんです。正直、“おめでとう!”って思う前に“行きたくねー!”っていう感情のほうが大きかったですね。“おめでとう~。でもどうした?列席者が足りなくなっちゃったの?”ってさりげなく聞いたら、その、定期的に会っている仲間の1人がドタキャンしたそうで。

そこからは、その子に対する愚痴がはじまって。いやいや、私にこのタイミングで連絡してくるのもどうかと思うよ?って気持ちになっちゃいました。結婚式に呼ぶ呼ばないって、人間関係に亀裂を入れるじゃないですか。そういう文化は滅びたほうが絶対にいいと思います」(出版関連会社勤務・30歳)

「たいていの結婚式は呼ばれたら行きますし、私は離婚してしまいましたが、私の結婚式に来てくれた人や、結婚祝いをくれた方なら、今現在お付き合いが薄くなっていてもご連絡するし、2次会などがあれば1人でも行きます。もちろん、ご迷惑でなければです。お祝い事というのは、いいものですよ。

でも先日、知人が不倫の末に結婚することになって。私は彼女の旦那になる人も、その旦那の嫁だった人も知り合いで……。知人と嫁、どちらかといえば、知人のほうが親しかったので、元嫁には悪いと思いつつ出席しましたが、なんか、気持ち的に盛り上がれず、結婚式しなければいいのにって、ちょっと思っちゃいました。でも、本人としては、みんなに祝福して欲しかったんでしょうね。その気持ちはわかるので……。なんとも複雑で。今、結婚式は好きか嫌いかっていうと、好きと胸を張って言う自信はないですね」(IT関連会社勤務・37歳)

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極端なエピソードをピックアップしましたが、全体を見ると、「自分の結婚式に友達を招待してちゃんと祝福してもらいたいので、自分も出席する」という人が多かった印象です。つまり、相手に来てもらうための担保という形。そして、「お金はかかって大変だなとは思うことはあるけど、特に結婚式が嫌いとか行きたくないとかいうのはない」という人が圧倒的でした。ただ、個人的に衝撃だったのは、今回話を聞いた中には、友人の結婚式が好きで、結婚式そのものを楽しんでいるという人がいなかったことです。そんなものなのでしょうか。筆者はわりとそのタイプなので、少数派だということを実感した次第です。結婚式はしたい人はすればいいと思っていますが、「みんなに“心から”祝ってもらう結婚式がしたい」という夢をもっている人ほど、大変そうだなという気持ちです。人に何かを期待しちゃいけないってことなんですかね。

「祝ったところですぐ別れるし、そんでまた結婚するし。もはや結婚式は金持ちの道楽。付き合いきれない」という意見もございました。

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