コラム 人気アパレル会社社長のセクハラ“疑惑”、辞任しても腑に落ちないのはなぜ?~その1~

「結局、この社長にとっては、従業員は自分のものだから、自分のために仕事するのも女として使うのも一緒なんでしょうね。身震いがします」「サイトの会社理念に“仕事上の関係よりも親密で、信頼し合える、家族の次に大切な関係、それがセカンドファミリー。”ってのが書いてあって、それすらももはや鳥肌ですよ。本物かどうかわからないけど、この人の送ったLINE画像が流出していますけど、やたら♥マーク使ったりするところとか、確かに、仕事上の関係よりも親密ですよね~と苦笑いしちゃいます。ほんと、キモい」などなど、呆れた先にあるのが絶望感です。社長に性的不快感を与えられたらセクハラじゃないかと思うんですが、それはこの会社では通用しないらしい。

ご本人も、辞任する前のコメントとして、

「セクシュアル・ハラスメントと誤解を受ける行為や従業員との距離のとり方等について、厳重注意を受けました。私としては、このことを真摯に受け止めて反省し、今後適正な業務執行に努める所存です」

と辞める気ゼロでしたし、世間が騒いだから辞めたというのは事実でしょう。そして、この文章には、自分としてはセクシュアル・ハラスメントと誤解を受ける行為や従業員との距離のとり方などに問題があったとは思ってないこともうかがえます。

「要するに、“あなたは普段通りにやってるつもりかもしれないけど、それって気を付けた方がいいよ”と言われて、“はて……? でも怒られちゃったから気をつけよう”みたいな話ですよね。基本的な善悪の観念が無いのか、何かが致命的に欠落しているのか……」「もはや、こういう社風なんだと思わざるを得ない。チャラチャラしていて、本当に気持ちが悪い」と、非難轟々です。「あのナチュラル系なブランドイメージはそうとう傷がついたし、むしろ逃げ得でしょ?」という人もいますし、いずれにしてもこの人は一生幸せに生きていくのだと思うと、それこそ訴えた女性たちは「訴え損」「やられ損」です。

ただの上司であれば、その上の上司、さらに上の……と相談できるチャンスもありますが、社長、つまりその会社のトップの狼藉となると「詰んだ……」という思いに苛まれる人も多いかもしれません。だって、その国のいちばんエライひとなんですから……。筆者も、これってよくある話だよな……と思ってしまったりしています。かなり偏見ですが、この社長、見た目も雰囲気も、若い時期に起業して、自分の始めた仕事が成功した人の典型的な感じじゃないですか。こういうタイプには、セクハラという概念は通用しないのかもしれません。「好きなブランドの服だったのに、もう気分的に買えない」という女子学生もいました。そういった社会的責任があるってことも忘れないで欲しいんですけどね……無理なんですかね。

セクハラって何なんでしょうか。その2では、あずき総研究所が働く女性たちに聞いた今回の騒動についての意見を紹介します。~その2~に続きます。

長が従業員に手を出すとかもう……たとえが合意あった場合でも社会的にダメでしょう。

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