コラム 「悪意がない」ならよけいに怖い…コロナ禍で出現した心の中の“自粛警察”感情~その2~

クルマに石を投げたり、脅迫に問われる可能性がある行為をしたり……とまではいかずとも、人々の心の中に芽生える“自粛警察”感情。今週の女のもやもやセラピーその2では、あずき総研で働く女性にリサーチしたコメントを紹介します。~その1~はコチラ

☆☆☆

「私、スーパー銭湯が大好きで、日々の唯一の癒しだったんですよ。近所のスーパー銭湯は、いつも本当にガラガラで、潰れちゃうんじゃないかって心配するくらい人がいなくて、なのに緊急事態宣言のせいで閉まっちゃって。絶対密なんかじゃなかったのに。なんでもかんでも閉めればいいってもんじゃないと思うんですよ。ここは関係ないじゃんって、すごく腹立たしかったです。

なのに、公園では子どもたちが、鉄の遊具でギャーギャー言いながら遊んでる。鉄の上って、コロナ数日間生きてるんですよ。そんなもんを触った子らがコンビニで棚に並んだお菓子とかをベタベタ触っているのを見ると、コロナの媒介者にしか見えないんですよ。もう、本当にイヤです。子どもが外で遊びたいっていう気持ちはわかります。でも、遊ぶなら手袋してほしいし、親は自分の子どもが遊ぶ遊具をぜんぶ除菌してから触らせてほしい。

母親になった友だちから、“もうずっと自宅にいてストレス溜まる~”とかいうLINEが来て、知らねーよって思って既読スルーしてたら、しばらくして“〇〇ちゃん(←私)は仕事でも外に出られて幸せだよね~”とか送ってきて。正直うるせーって思いました。なんで主婦って自分だけ大変みたいな感じをいちいちアピールしてくるんですかね。テレビのニュースで、公園で遊んでいるだけで非難されるなどの母親の愚痴が紹介されているのを見ますけど、公園で遊ぶことがダメなんじゃなくて、公園くらいならいいでしょう?みたいに軽く考えてるところがダメなんですよ。私は、自分の道具を使ってキャッチボールしている家族にはなんとも思わないですもん。でも、考えなしの母親は家でじっとしていろって思ってしまいます。そういう母親たちは通報されて当然だと思います」(通信関連会社勤務・34歳)

「アメリカかなんかで、ロックダウンされてから家から1歩も出ていなかった女性が、食料品を運んできた業者の人が陽性で、その人から1回荷物を受け取ったことでコロナに感染したってニュースになったじゃないですか。それからもう、怖くて怖くて。玄関に除菌スプレー置いて、宅配業者の人からものを受け取ったら、玄関閉めた瞬間に荷物ごと除菌するようになりました。ウーバーイーツは、玄関の外に置いてもらって、それを部屋に入れる前に除菌します。

そんなふうにすごく気を付けて生活しているから、スーパーやホームセンターに家族全員で行く人の感覚がまったく理解できません。だって、混んでるじゃないですか。感染するために生きてるって感じですよね。混雑させちゃダメってことが抜け落ちちゃって、スーパーは禁止されていないから行っていい場所だと思っちゃう頭のネジの緩さにイライラします。社会の悪とすら思いますよ。スーパーの天井のスプリンクラーを作動させて、上から全員に水をまきたいくらいです。やらないですけど」(イベント関連会社勤務・38歳)

寛容派の意見は?

1 2