コラム 仕事は通常、プライベートは自粛続行…働く独身女性たちの6月1日からの働き方、暮らし方~その2~

「地元の夏祭りも花火大会も中止だし、毎年行っていた海水浴場も閉鎖するってニュースになって、もう、がっかりです。それなのに出社は再開されて、会社には行かなくちゃいけない。でも、よかったのかな。来いって言われてしかたがないなぁ……って思いながらじゃないともう、外に出る気力もないから。リモートワークになって、家でぜんぜん仕事ができちゃうことがわかったので、もう家から出たくないんですよ。今まで、すごく効率の悪い働き方をしてたんだなって思ったし、そこに自ら戻りたくはないです。ZOOM飲みも楽しいし。
 
ただ、引っ越したいですね。もうちょっと広くて景色がよくて、緑が多いところに住みたいです。出勤には便利ですけど、家に居続けるには心地がよくないなってわかっちゃたし、今自分に必要なのは快適なパーソナルスペースなんだなって実感したので。あと、なんかあるとこんなに他県移動ができないってわかったし、県民の結束力とか排他県感情ってすごいんだなって思い知ったので、本当に住みたい県に住まなきゃダメだなとも思いました」(PR会社勤務・35歳)
 
「リモートワークも限界だったので、出勤が再開されてよかったです。コロナ前は会社で仕事したら、もうヘトヘトに疲れちゃって、帰宅後に仕事なんてする気にもなれなくて、だからこそ、そのぶん家ではのんびりできたんです。でもリモートワークになったら、いつでも仕事ができるから、ダラダラとずーっと仕事している感じになっちゃって。仕事以外することなかったから、ってのもあるんですけど。ジムも開いてないし、友達とも会えるわけでもないですから。
 
タブレットでドラマとか映画つけっぱなしにしながら、ずっとパソコン作業していたんですけど、もう、これもうきりがないなって。私はちゃんと場所でオンとオフを切り替えないと、気持ちよくないんだなって思いました。フリーランスの働き方に漠然と憧れた時期もありましたけど、自分にはムリだってわかったことは、コロナ自粛のメリットっていえばメリットになると思います」(出版関連会社勤務・37歳)
 
「コロナ自粛の中、1週間くらい自宅待機の期間があって、そのあともリモートでの時短勤務だったんです。まぁ、限りなく雇い止めに近い扱いです。緊急事態宣言解除後には復職できるっていう約束があったので、不安はすごかったけど、今疑ってもしょうがないし、ちょっとした長期休暇だと思って楽しもうって気持ちを切り替えて。ネットで1万円とかするシャンプーとコンディショナーのセットを買って髪のメンテナンスをしたり、ベランダでハーブを育てたり、草木染めしたり、シャーベットを手作りしたり、マクラメでタペストリーつくったり、いろいろやりました。
 
いちばん楽しかったのはハーブとか植物を育てることで、花のつぼみを見つけたり、新しい芽が出てきたりってのを日々見つめるのはなんか、癒やされました。趣味が増えて、意外と楽しかったので、6月1日の通常出勤はちょっと寂しかったくらいです。ああ、またただ忙しいだけの毎日になるのか……って。旅行は予約もまだする気になれないです。なんか、他県の人たちって怖いじゃないですか。わざわざ石投げられにお金落とす必要ないかなって。もともとは連休があるたびに南の島に旅行してたくらい旅好きだったんですが、しばらくは自宅趣味を広げていこうかなって思っています」(不動産会社勤務・31歳)
 
「彼氏と別れました。なんか、あっちは会いたがっていたんですが、私はやっぱりイヤで。彼、仕事が営業だったってこともあって、自粛要請期間もずっと普通に働いていたんです。言っちゃ悪いけど、感染してる可能性もあるじゃないですか。私がピリピリしているから言わなかったですけど、いわゆる“接待を伴う飲食店”も出入りしてたと思うんですよね。
 
で、なんだかんだ、会うのを避けてたら“なんなの?コロナにビビってんの?”みたいなLINEが来て。あ、この人、ちょっとムリだなって思ったらすぅーっと冷めちゃったんですよね。このままもう少し付き合ってたらプロポーズかなぁ、なんて去年のクリスマスは思ってたのが嘘みたいです。まさにコロナ破局。今から婚活するっていっても、素性がわからない人なんて、なおさらコロナかコロナじゃないかわからないじゃないですか。コロナは収束はしても終息はしないっていうし、もう私、恋も結婚もできない気がします」(広告会社勤務 30歳)
☆☆☆
 
「withコロナ」という言葉も出てきて、もはやインフルエンザや風邪と同じく、正しく恐怖して普通に接するのがいちばんと思うのですが、なかなかそうはいかないようです。ひとつ置きに座らされる映画館のシートが満席になることも、音楽ライブでジャンピングダイブに湧いたりすることも、他県を心から楽しく旅行することも、しばらくはできないのかもしれません。それでも人は生きていく。生きていかねばならないのです。あーあ。
 

この夏は猛暑と言われていますが、マスク着用なんですよね……。

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