コラム 東京都はコロナ警戒レベルが最高値に、それでもGo Toトラベルできますか?~その1~

7月15日の東京都の新規感染確認数は165人。 検査数に対する陽性率は13日基準で6.2%。50人いたら3人が感染者で、その人たちからうつる可能性がある、と考えると、もはや人と会いたくない、人がいるところに出かけたくないという心理もはたらきます。

しかし、コロナのせいでお花見もゴールデンウィークもなかった2020年。もういい加減、お出かけしたいという人たちだっています。そういった人たちは「第2波が来ている」「非常事態宣言を再度出すべき」「コロナに対する気が緩んでいる」などといった、ニュースや世論にやり場のないイライラを募らせているようです。これ以上、コロナ差別も自粛警察もまっぴらなのです。

国の旅行割引制度が7月22日から開始

そんな中、政府によるGo Toトラベルキャンペーンが前倒しでスタートすることになっています。これは、簡単に言うと、事前に事業登録された7月22日以降の国内旅行について1泊ひとり2万円、日帰りならひとり1万円を上限に、宿泊数、回数制限なく、国が旅費の一部を支払ってくれるという観光庁の新規事業です。観光庁の最新の発表でも、現段階では終了時期は決まっていないようです。目的は観光業の活性とされていますが、コロナのせいで外出欲をそがれた人たちのカンフル剤としての役割もあるでしょうし、コロナ禍で無職になったり仕事を減らされたりして生活が苦しくなった人のお財布にもやさしいですし、旅行業や宿泊業をなかば強制的に停止させ、従事する人たちの生活を止めたことへの国としての落とし前という面もあるでしょう。

県外居住者は攻撃、排除していいという風潮はいつまで続く?

筆者は Go Toトラベルについて賛成です。 国だろうと他人だろうと、誰かに行動を制限、監視されている状況は不快でしかありません。 Go Toトラベルは突破口のひとつにはなりそうじゃないですか。 旅行したくなきゃしなきゃいいんだし、来てほしくなければ店を閉めればいいいんだし、行きたい人は行けばいいし、このキャンペーンに参加したい観光事業者は登録申請をすればいいっていう話だと思います。そして筆者は自分の意思で、旅行はしないです。白い目で見られたり肩身の狭い思いをしてまで行きたい場所がないからです。行きたい人は行けばいいと思います。

しかし、SNSなどでは、Go Toトラベルについて「愚策」と言うのが正義という雰囲気ができています。「今、旅行なんてすべきではない」「その金をコロナ研究や医療にまわすべき」という意見がまさしく正義。感染拡大を阻止するためには、正しいのは確かです。ただ、正義とされるそれに異を唱えれば攻撃されてもしかたがない、という状況はいつまで続くんでしょうか。 もちろん、できる限りの対策をしながら普通に生活している人にとっては、コロナを武器に好き勝手言っている人は敵のように思えるというのもわかります。家族も恋人も同僚も友達も、コロナに対する価値観が同じでないと、もはや付き合えないですよね。

1 2