コラム 芸能人のYouTube参戦が激増したのはなぜ?都落ち感がなくなった理由~その1~

人気芸能人のYouTube参戦が激増

俳優の佐藤健さん、 女優の柴咲コウさん、川口春奈さん、EXILEのボーカルを務めるATSUSHI さん、お笑いタレントの 石橋貴明さん 、渡辺直美さん、  GACKT さん、香取慎吾さん……と2020年はYouTubeチャンネルを開設した芸能人が激増しました。番宣のときのバラエティー番組出演でもなければ「素」の姿が見られない人、映画館や舞台、ライブを見に行かなければ会えない大好きな人たちが、いつも使っているスマホで、好きなときに何度でも見られるとは。すごい時代になったものです。

一方で、今年1月からYouTubeで動画配信をしていた 雨上がり決死隊の宮迫博之 さんは「一旦中止」を宣言。その理由として、制作が大変で関わるスタッフともども疲弊摩耗、ということをあげていました。

宮迫さんの場合、毎日配信だったので、そりゃ休みもなく大変だったでしょうし、そうでなくても「表に出るのが仕事、表現するのが仕事」な芸能人の方々が、中のことまですべて関わるというのは、楽しい反面、物理的にも時間的にも負担が増えることは間違いありません。なのになぜ、こんなにみなさん、YouTubeをやってくれるのかなぁと思ってしまいます。柴咲コウさんが私物のバッグの中身をぜんぶ机に広げてひとつひとつ見せて紹介してくれる動画を見たときには、感動しかありませんでした。

筆者は女性誌で、何度も「芸能人のカバンの中身」という企画を担当しましたが、紙に掲載できる分量は限られています。どれだけ詳しく教えてもらえたって厳選せねばならないし、掲載数を増やしすぎて買った場所と値段とお気に入りポイントを箇条書きにするくらいしかできない、画像もちっちゃくて何がどうなっているのか見えない、なんてこともありました。しかし、個人のチャンネルの動画なら、もはやいくらでも語れるのです。そして、細部まで見られるのです。ユーザーにとっては、断然こっちのほうがありがたいでしょう。

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