コラム 2020年大晦日のNHK紅白、出演者リストの「納得!」「意外…」は誰?~その1~

出演者リストで「納得」なアーティストは?

「見る予定」という人はもちろん、「見ない」という人にも「紅白歌合戦は特別」という意識は刷り込まれているもの。出場歌手リストを見ながら「今年流行った曲を歌った人」「今年NHKに貢献した人」「NHKが“大晦日の茶の間向き ” と判断した人」「よくわからないけど、きっと何か理由がある人」を振り分けていく、「売れてたのに出ない人の理由を妄想する」というのは、ちょっとした娯楽ではないでしょうか。

例えば、Official髭男dismとあいみょんさんは上半期のビルボードジャパントップアーティストの1位と3位です。なので出場は「わかる」。なら、2位のKing Gnuが出ないのはなぜ? とか、純烈が 3度目の出演を果たしたのは、コロナのせいでツアーが中止になって、ライブに出かけられないお茶の間世代を紅白に取り込みたいから?それとも自分が知らないだけで、世間的にはめちゃくちゃ売れているの? とか。

非常事態宣言下の自粛要請期に「うちで踊ろう」をSNSで発表してブームを起こした星野源さんは「わかる」。TikTokでサビ部分を歌う動画が去年ごろから流行って、これまた自粛期に活動できなかった芸能人の方々がコピーしたYouTubeが注目されて「香水」が大ヒットとなった瑛人さんは、「わからなくもない」。けど、だったらYOASOBIは?となる。 候補には入っていたのかな?それとも辞退したのかな?とか。

初登場には、デビュー前のNiziUの名前もありました。筆者の初見は本人ではなく、サビ部分で縄跳びダンスするTikTokの個人アカウントで、でした。それこそ、何百人という人たちが上手に躍る動画を見て、「この曲はなんなんだろうなぁ」と思っていたものです。

「一般人が家で歌やダンスをめちゃくちゃ練習して動画にして配信する」という遊びがここまで流行ったのはやはりコロナ自粛の影響でしょうし、そして、その元になった楽曲が流行るというのもコロナの影響で、今年は本当にそういう年だったなぁと思い知ります。 NiziUの出演発表に「まだ正式デビューにもなっていない時期に紅白出場が決まるなんて、どういう理屈?」という意見は多いようですが、「巣ごもり需要」としては優秀で「今年っぽさ」という点では「わかる」となりましょう。デビューはしてなくとも、もう、筆者レベルで知っているほど有名なのですから。

AKB48が選出されず、 乃木坂46は残り、欅坂改め櫻坂46が初出演、となっているけれど 欅坂から数えると5回目とかいうのも、時代なんでしょうね。そっちのほうが今は人気なんですね、ということくらいしかわからないですが。ということで、その2では、働く女性たちに今年の紅白出演者について、意見を聞きました。その2に続きます。

男女対抗っていうのも令和の今となってはそこはかとない違和感が漂うわけですが、それもひっくるめて「紅白」なのです。
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