コラム 「また」キュンドラ2度目のヒロイン抜擢!そこまで重宝される上白石萌音の魅力とは~その1~

年上女性にも好感度が高い上白石萌音の魅力

では、上白石さんのどこが「ちょうどいい」のか。

ひとつは、お顔だちや佇まいに、「ドS男子を追いかけて、冷酷な心を溶かして愛されるタイプ」の「型」にはまりやすい、かわいらしさが満載ということがあげられるでしょう。素朴でピュアで、毒がないのです。次作は「田舎から好きな人を追いかけて上京してきた」という役どころですが、「しそう」。「人並みの地味な幸せを求めていただけなのに、計らずも(華やかな)マスコミに就職」という流れも「ありそう」と思わせるのは、もう、人間力としか言いようがないですよね。

20代の人気女優さんには、広瀬すずさんや永野 芽郁さんなど有名どころもたくさんいます。そのため、同じ枠で似たキャラクターを演じることなくない?という声もチラホラありますが、「俺さまタイプ」に対する従順さ、そして対抗するときにも健気さが伝わるようにしなければ好感度の高いドラマになりません。それを具現化するのは仔犬のような愛らしさであり、150㎝ちょっとの上白石さんはピッタリ。

と書きながら、岸井ゆきのさんもこの「型」にハマりがち、と思ったのですが、彼女は28歳のアラサー。すると、「かわいいな」「ピュアでよいな」だけでは終われず、『愛がなんだ』で演じたヒロインのように、「確かにかわいい、かわいいけど、年齢的にイタい」テルちゃんになってしまうんですよね。物語を観ているときに、「この子の人生、これでいいのだろうか……」ともやもや考えさせられてしまうから、やはり上白石さんなのです。つまり、「普通の女の子」は 上白石さんのハマり役であり、そして、22歳の今しかできない役といえます。

だけど、どうなんでしょう、今の20代の子って、上白石さんが演じる「普通の女の子」に感情移入できるんでしょうか。「 まっすぐで一生懸命で健気」って、昭和世代のおじさんが好む「ステレオタイプのかわいらしさ」ではないですか? 令和もそんな感じですか? ということで、20代の女子に「普通の女の子」に意見を聞きました。その2に続きます。

「素朴でまっすぐがかわいい」は若さの特権
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