コラム 「いくつになっても女の子扱いが辛い」 アラサーを悩ませるオフィスのエイジハラスメントとは

がっかり現代は、働く女性にとって生きているだけで何かしらのハラスメントにぶち当たる、なんとも息苦しい時代です。「毎日をただ穏やかに過ごしたいだけなのに」。堅実女子のそんなささやかな願いもままならず、「もはや仏門に下るしか道なし」と自分を追い詰める人があとを絶ちません。しかしながら腐っても現世。たくましく生きていこうではありませんか。そこで、このコーナーでは日常を送る中で澱のように溜まってゆく女の“もやもや”を抽出し、その芯にあるものを探っていきたいと思います。落としどころさえ見つかればスッキリできるのが堅実女子のいいところ。抜きかけた刀を鞘に納める、そんな時間をお届けできれば幸いです。

今、そこにあるエイジハラスメント

そんな女のもやもやセラピー。第1回のテーマは最近話題のエイジハラスメントです。女子の生態を見つめ続けているうちにうっかりアラフォー世代を迎えてしまったワタクシ・白玉あずきが僭越ながら先輩目線でセラピってみたいと思います。

エイジハラスメントは「年齢に対する偏見によって嫌がらせを受けること」の総称として、数あるハラスメントのひとつとして数えられているものです。とはいえ、現在、テレビ朝日系で放送中のドラマのタイトルで「初めて名称があることを知った」という人も多いかもしれません。私もそのひとりです。

ドラマは、武井咲さん演じる新人OLの主人公が、若くてかわいいという理由で先輩社員からねちねち意地悪されるシーンがそこここに散りばめられ、「エイジハラスメントは主に女性間で年長者が年下に嫌がらせをすること」という定義にのっとって展開されているようですが、現実世界ではアラサーが男性からのエイジハラスメントにもやもやさせられていることのほうが断然多い。

実は、若くてかわいい女子は同性の年上に何を言われても、オバサンのたわ言として聞き流していて、それほど響いてはいないものです。なぜなら本人も自分が若くてかわいいことにバリューがあり、素敵なことと自覚しているから。だからこそ、と言えると思うのですが、ドラマ『エイジハラスメント』でも、武井咲さん(演じる主人公)は、先輩OLや女性の上司の嫌がらせに対して、本人たちがいなくなったあとに「五寸釘打ち込むぞ」と舌打ちするだけです。ぜんぜん傷ついてない。

1 2 3