コラム 「初対面で年齢を聞いてくる失礼な人」と出会ったときの華麗なアラサー対応とは

キャプチャ白玉あずき

みなさまこんにちは。白玉あずきです。今週も女子の生態を見つめ続けているうちにうっかりアラフォー世代を迎えてしまったワタクシが、日常を送る中で澱のように溜まってゆく女の“もやもや”を抽出し、僭越ながら先輩目線でセラピってみたいと思います。
今回のテーマは「初対面で年齢を聞いてくる人」への対処法です。

初対面の相手に若見え賞賛されても別に嬉しくないですので

「何歳ですか」。初対面の相手によるこの質問は、Suits女子をもやもやさせるもののひとつとして、たびたび俎上に載せられます。
保険に入るときや健康診断のときはさておき、初対面の方から唐突に年齢を聞かれると、つい「聞いてどうする?」という気持ちになってしまいます。聞く側の意図は何なのでしょうか。そして、私たちはどうしてもやもやするのでしょう。

最大のもやもやの原因。それは、初対面の相手に年齢を聞いたところで大して盛り上がる会話にならないことを誰もが経験済みのはずなのに、けっこうな頻度で登場するからではないかと思われます。

Suits世代ともなれば

1.年齢を聞く
2.相手から教えてもらう
3.若く見えますね的な返答をする

は3つで1セットということぐらい当然知っていますから、初対面の相手に「若く見える」と言われたところで「まー、そう言うよね」という感じ。ありがたみはありません。それこそ「ありがとうございます」と答えて話題終了です。
しかも、若見えは必ずしも美しいことの言い換えだとは限りませんから。
Suits世代の「同世代でありながら年齢を知って驚いてしまった有名人」として上がった2トップは松下奈緒さんと竹内結子さんでした。30歳のSuits読者も34歳のSuits読者も、おふたりに対し「すごく美人だけど年齢は自分より上だと思っていた」と口を揃えます。そう、若く見えるというのは、落ち着きがないとか、幼稚っぽいという意味かもしれないのです。それに、個性的な年の重ね方をしている年齢不詳の女性もいますよね。うかうか喜んでもいられないのです。
また、実年齢のほうが見た目年齢よりもずっと低い(こういう表現は未成年にしか使わない気もしますが)、かなり大人びた佇まいのSuits世代もいます。このような場合にはスムーズに3に着地できず、現場に不穏な空気を生んでしまいます。
さらには「ご想像にお任せします。ウフ(はぁと)」とかわしたり「何歳だと思います?」という逆質問をしたりして、“あなたはビジネスマナーがなっていない”という気づきを与えるとともに質問そのものを封印する人だっている。そうなったら質問損です。
こう考えると、ますます「なんで初対面で年齢を聞くのだろう」ともやもやした気持ちになりますね。

働く女性が年齢を口ごもる境界線は34歳

「初対面の相手に年齢を聞かれたときに答えたくなくなったのはいつからですか?」
この質問をSuits世代に会うたびにしてみたところ、圧倒的に多かったのが34歳でした。
「自分の今の年齢が恥ずかしいとかイヤということはまったくないんです。でも、34歳になったとたん、年齢を教えると初対面でも“え! そんな!? なになに結婚はどうするの? 子供は欲しくないの?”などと聞かれるようになって……。もうげんなりです」。
これは6月に34歳になったばかりの不動産会社勤務の働き女子のコメントですが、30代から40代のSuits世代が年齢を口にするのを躊躇する理由のほとんどが「年齢を答えると立ち入った質問がついてくるから」でした。

35歳を過ぎると成婚率がぐっと下がることや、少子化問題がたびたびニュースになるせいで、該当者に出会うと、とっさに食いついてしまうのかもしれません。しかし、大して知りもしない相手から人生の課題を突きつけられるのはそうとう重い。しかも相手はこちらの深刻さに付き合う気はさらさらないですからね。ただ「ちょっと聞いてみた」だけ。
「2~3年のうちに結婚して子供もできたらいいなぁと思う日もあるし、友達の結婚披露宴に出れば、私もウェディングドレスを着て祝福されたいなぁと羨ましく思うときもあります。でも実際に誰かと一緒に生活するということを想像するとちょっと無理かなという気もするし、そもそも結婚って幸せなんですかね? ――と勢いこういう流れになっちゃうんですが、これではダメですよね。でも、正解がわからないんです」と前出の働き女子は涙目です。
だから結局、もやもやした気持ちを抱えたまま「そうですよねー。どうしましょうかねー」とお愛想笑いするしかなくなってしまう。おそらく、働く女性の大人の対応としては、このお愛想笑いがもっとも正しい解なのではと思います。しかし……はぁ~めんどくさ。

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