コラム 緊急事態宣言出てるのに…埋まらない、危機感「ある」人と「ない」人の格差~その1~

緊急事態宣言、1都三県に加え、7府県も追加に

東京の1日感染者2000人超えを筆頭に、全国で累計30万人にのぼるなどコロナ感染拡大が収まらない中、首都圏に緊急事態宣言が出され、関西、東海など、併せて7府県も追加が決定しました。

小池都知事は、会見で「夜8時まで出歩いていいといっているわけではなく、日中も出歩かないで」というようなことを言っていましたが、そうこうしているうちに、営業時間の時短を要請されて実質営業できないディナーのお店だけでなく、要請もないから補償もされないランチやカフェのお店も、人が入らなくなり辛い状況に。新型コロナが収束して外出OKとなったとしても、街が廃虚化していたら……。一刻も早く、右肩下がりになってほしいです。

新型コロナ感染拡大が「自分ごと」に思えない人たちが一定数存在する

正直、自宅にひとり引きこもって、WEB上でも仕事のやりとりしかしない状況だと、新型コロナの情報はテレビとネットニュースだけ。医療現場のひっ迫も増え続けている陽性者数の数も、「どこでどうなっているの?」というニブい感覚になってしまいます。

実際、東京の人口は1400万人ほどで現在の東京のコロナ感染者は約7万人。なのでまだ「身近にコロナ感染者がいない」という人のほうが多いんですよね。「よくわからないけど、どんどん行動だけが制限されていく。辛い」という気持ちのほうが高まってしまう人も多いと思うのです。

筆者も、1回目の緊急事態宣言のときには、高齢の親がかかってしまったら、無症状で気づかないうちに感染していて、姪っ子や甥っ子や近所の子らにうつしてしまったら……などというピリリとした気持ちを強くしっかりもてていたのですが、夏頃には制限疲れを起こしていました。人には会えない、ご飯にも飲みにも行けない、自粛警察は怖い…もともとネット大好きでさほどお出かけ好きなほうではありませんでしたが、好き勝手したいからフリーランスに身をやつしている人間は自由を奪われているという状態への耐性が低いのでしょう。モチベーションはダダ下がりとなりました。

新型コロナ感染の元凶は本当に「人の移動」なの?

それだけに秋の一瞬のGoToトラベルキャンペーンは「ようやく!」と浮かれて居住している県内のホテルに宿泊しました。もちろん、宿泊者側が感染予防と飛沫対策を徹底していて、宿泊施設も万全だったからっていうのはわかっているのですが、その予防対策といえば、普通にテレビやネットで繰り返し言われていることだけ。特別なことをしたわけではありません。うつらなかったのはラッキーなだけなんでしょうか。そうは思えないのです。

結局、GoToのせいで感染者が増えた、GoToのせいでコロナが収まらない、ということで、あっという間に中断されてしまいましたが、未だに「普通に言われた通りに感染対策して移動しているのに、どうしてかかるんだろう?」というもやもやとした気持ちになってしまいます。

今回の緊急事態宣言でも、「医療従事者ならまだわかる。でも、それ以外の人が予防対策をしていたとして、どこでどういう生活をすると感染してしまうの?」ってやっぱり思ってしまうのです。もちろん、マスクを外し、消毒せず、手洗いうがいをせず、唾を飛ばしながら近距離で人と会話していたら、いつかうつるだろうと思います。でも、そんなこと、今できます? できないですよね……。だって、新型コロナに絶対かかるもの。やはり、ちゃんと予防しているのに「どうして感染しちゃうのか……」というのがわかりません。

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