コラム もはや「コロナ禍で前向きになれたこと」を探すしか、心が穏やかになれない~その1~

「卒業旅行を控えて」とまで言う必要はあるのか

ネットでは、 新型コロナウイルス感染症対策分科会が出した今回の緊急事態宣言下の7項目の提言のなかに 「卒業旅行を控えるように」があったということで、Twitterのトレンドに「#卒業旅行」が入ったりしていますが、一概に移動自体がまずいのではなく、家から出て「お酒を飲んだり食べる場所」に行くとマスクを外しておしゃべりしたりすることで「感染する可能性が格段にあがる」から、このルートを断ち切りましょう、ということ。ですから、卒業旅行そのものには罪はないはず……です。

基本お出かけを自粛して、出かけるときも「本当はダメなんだよね……」「自粛警察につかまったらどうしよう……」と恐縮しきりな人ほど「自分たちは平気で会食したり銀座のクラブに行ったりしているのに、一生に一度の卒業旅行を控えろとか、どの口が言えるんだ!?」という腹立たしい気持ちにはなりますが、卒業旅行に集団で行って、はしゃいで飲みに行ってカラオケしてウェーイってやれば、もちろん感染率はあがります。逆に、感染率が高まるのは、卒業旅行から始まるルートのゴールが「飛沫を飛ばす状況に陥る場合」とも言えます。ひとりで旅をするとか、少人数で行って食事やお酒を飲む場所に行かないとか…方法がなくはない気もするのですが。

コロナ禍を前向きに捉えるしか自分を救えない

逆にこの状況下になって「お店が20時で閉まるから、強制的に深酒しなくなって、睡眠時間も確保できて生活が健康的になっている」という前向きな声もあります。

まだぜんぜん終わってないですし、新型コロナの重症患者さんの対応による医療機関のひっ迫は大きな課題。不謹慎と言えばそうなのですが、でも、こういう、「コロナ禍、大変だけど、悪いことばっかりでもない……よね……」という話でもしないと、心が折れてしまいそうです。

筆者は、GoToトラベル停止期間も延長になったことを「新型コロナが落ち着いたら、半額で旅行できるっていう夢が長く続くのね」って思うようにしているんですが、旅行が実質半額で行けるなんて、緊急事態宣言がなかったら、絶対にありえないことですよね。10万円もらえたのも嬉しかったなぁ……筆者は、ずっと欲しかったけど高くて諦めていた電動自転車を買うきっかけをもらえました。坂道を登るのが楽しくなりました。暮らしの幸せがひとつ増えました。

新型コロナの影響は、ひどいことのほうがだんぜん多いです。でも、もはや新型コロナがなかった世界にはもう戻れないし、タラレバ言って新型コロナをひたすら憎んでるだけでは気持ちの解決はできません。

なので今回は、ちょっと前向きに、あずき総研が、働く30代女性に聞いた「コロナ禍になって、自分の中でいいほうに変わったこと、よかったこと」を紹介します。その2に続きます。

もはややけくそ。
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