コラム 今年はどうする?30代独身のお花見事情~その1~

働く30代の今年の「お花見」事情

今年はいつも通りのお花見はさすがに難しくなりますよね、という前提で、「オンライン花見」や「おうち花見」といった代替案があちこちで紹介されています。しかし、正直、筆者自身はそこまでして桜が見たいわけでもないのです。

個人的な話で恐縮ですが、 筆者は、一昨年まで、ここ30年ほど、満開の週末に地元の桜並木に昼から集まって燦燦囂々飲み食いしたのち、夜に居酒屋さんに移動する、ということをしていました。それは「自分の1年のルーティン」に組み込まれたもので、楽しいとか楽しくないとかいう以前に、あって当然のものでした。が、コロナ禍で、いくつもの「普通」が失われ、ニューノーマルを受け入れなければ生きていけなくなりました。生活様式の変容は必至なのですが、なかなかスイッチが入りません。

イマドキの働く30代はどうなのでしょうか。

意見を集めてみると、「野外でのお花見なんて、めっちゃ寒いしトイレもなかったりするし、室内で飲む方がよっぽど快適。毎年恒例になっていた会社のお花見がなくなって、ホントよかった」「とにかく準備が大変。場所取りして、飲み物、食べものを持ち寄って……。そこまでしてやらなきゃいけないもの?っていう感じ」「いちばんいい時期の週末が会社のお花見って決まっていて、毎年憂鬱だった。社内に好きな人がいるわけでもなければ、参加してもぜんぜんつまらない」「単に酒を飲みたいヤカラが花見を口実に集っているだけの会」 などと、会社のお花見文化は圧倒的に人気薄の様相。

「夜は治安が悪くなるから苦手」「花粉症なのでそもそも無理」「20代のときは友達同士でやるぶんにはまぁまぁ楽しかったけど、バカっぽいし、今は本気でイヤだと思う」 「ゴミの放置もすごいし、酒好きのおじさんや学生ノリのお花見なんて最悪と思う」など、「仲がいい友人、知人から誘われたら断るほどではないけれど、野外の宴会はできればパス」という声も多かったです。

一方、「好きな人と桜の下でお弁当を広げて食べたい」「桜が見られるベンチに座ってコーヒー飲むくらいがちょうどいい」「桜並木をひとりで散歩するのが楽しい」「空いているなら、ライトアップされた夜桜とか、きれいだとは思う」「予約はめっちゃとりにくいけど、桜の見えるホテルのレストランで食事をしたお花見はよかった。もう1回したい」。

「ちょっとだけ」「少人数で」「のんびり」で「お酒(酔っ払い)なし」のお花見は人気でした。取材相手の偏りかもしれませんが、「品位のあるお花見ならしたい」という意見が続々で、もしやこれが「働く30代のお花見」ニューノーマルなのかもしれません。

「最近はオンライン飲み会で、自分が昔に撮った桜の画像を見せ合いっこしたりするのがやたら盛り上がる」「GOTO目当てで桜自慢の高級旅館を取ったけど、自腹ではちょっと支払いが厳しくて泣く泣くキャンセルした」--その2では、30代の女性に聞いた「お花見エピソード」を紹介します。 2に続きます。

「密」でなくても世間の目は気になりますよね。

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