コラム 【もやもや】東村アキコ『ヒモザイル』休載で思い知った、アラサーの恋路を邪魔する「世間」という名の悪夢~その2~

もやもや2ヒモザイル

“ヒモ”という言葉にネガティブ感情を刺激された世間の非難により休載という事態となった、新感覚アラサー婚活漫画『ヒモザイル』。
激戦区の“養ってくれる”男をぼんやり待つのでなく、もっと恋愛対象の視野を広げて恋をしようじゃないかという提案でもあったこの漫画が読めなくなったことで、働く独身アラサーはまたもや「いつかいい人がいたら結婚したいなぁ」という夢モードに突入してしまいました。

これは非常にまずい状況です。

先日、女子大で社会学を教えている方に伺った話ですが、ゼミで日本の婚姻事情や国民の経済状況を講義すると、女子学生の多くが「ひとりでも生きていけるように、自分でしっかり稼いでいこう」ではなく、「大変! 婚活を頑張らなくっちゃ!」と発言するんだそうです。

ご承知のように、20代前半の彼女たちと私どもアラサー以降アラフォー前後くらいまで、恋愛対象男性はほぼ同じです。美醜もセンスも家事とかのスキルも同等であれば、20代前半女性とその他女性との違いは「若さ」だけとなります。

そして恋愛市場において「若さ」は圧倒的な強さを持っている。同じ土俵で戦ったら、悲しいかな確実に負けてしまうのが現実です。

とはいえアラサーは、当たり前ですがアラフォーに比べれば十分若い。こっち側からすれば”羨ましゾーン”の一員です。頑張って欲しいのです。
ゴルフが趣味の独身アラフォーの友人も「一緒にコースをまわっているアラサー女子たちが”出会いがないー”って愚痴るんだけど、メンバーに妙齢の男性陣もけっこういるのよ? 彼女たちが言ってる出会いってなに!?」とクサっていましたが、老婆心とおせっかい心が疼くのは、「お前ならできる! まだ間に合う!」という期待です。

▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎まだ間に合うから、現実を見ろ!

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