コラム 「目を覚ましたら知らない人が枕元に……」30代ひとり暮らし女性の賃貸トラブル談【前編】

今週のテーマは「ひとり暮らしの働く女性のおうち事情」です。

「住めば都」なんていう言葉もありますが、家賃は1か月の固定費のもっとも大きい項目のひとつですから、物件を選ぶときには当然慎重になります。そして、働く女性の多くがひとり暮らしする街を選ぶ際には、「働く場所ありき」で、勤務地に近い場所、通勤しやすいエリアから探すのが主流。 筆者の知人に「彼氏ができたら、その人の家の近くに住むか同棲して、その場所から通いやすい仕事を探す」という生き方を続けているアラフォー女性もいますが、そういうタイプはかなりレアでしょう。しかし、 コロナ禍、「職場主軸の物件選び」のせいで、今の暮らしに不満を感じている人も増えているよう。

ハッピーなひとり暮らしのはずが……

「残業が多い仕事で、実家暮らしのときには、終電を逃すと始発まで待たなければいけない状況だったんです。それがちょっとキツくなったので、職場からふた駅の、頑張れば歩いてもたどり着けるところにひとり暮らしを始めました。

でも、仕事終わりに30分歩くって考えただけでもうんざりで……。結局、タクシーを使ってしまう日も増えて出費が莫大に。その交通費を上乗せすれば、会社まで徒歩圏の場所にも住めるんじゃないかと思って、また引っ越したんです。そしたら、コロナ禍になり、会社に入れなくなってしまって……。

16㎡の1Kのこの部屋に決めたのは、狭いけど、仕事から帰って寝るだけだからと自分に言い聞かせたからなんです。なのに、今やテレワークになってしまって。北向きなので日も入らず、毎日鬱々としてしまいます。親は家に戻って来いと言いますが、実家は越境してしまうので……。同僚とLINE通話で愚痴を言い合ったり、WEB飲みするのにも飽きました。このままだと本気のコロナ鬱になりそうです」(出版関連会社勤務 34歳)

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