コラム 結婚できないのなら……30代独身女性が求める「男女の友情」の末路~その2~

「30代独身女性に男女の友情の成立はなかなかムリ」というテーマでお届けしている今週の女のもやもやセラピー。その2では、引き続き「男女の友情に失敗した女性のエピソードを紹介します。

その1はこちら

「その人は私より3~4歳年上のバツナシ男性で、自分で会社を経営している、ちょっとした成功者だったんですけど、とにかく私への肯定感がハンパなかったんです。

当時、私はモラハラ彼氏との関係に摩耗していて、仕事もうまく回っていなくて。“誰にだってそういう時期ってあるよ”とか“十分努力しているんだから、必ず芽が出るよ”ってめっちゃ優しく励ましてくれて。私がやっているSNSも全部見てくれてLINEで褒めてくれたり、私が密かに求めていることを、お願いしなくても的確にやってくれているんです。こういう人のことをソウルメイトって言うのかな~なんて思っていたんですよ。

その人のアドバイスもあって、モラハラ彼氏と別れることもできたんです。それで、“当分恋人はいらないし、これからは仕事にまい進します!”って話したら、“え?”って顔して、“へぇ、そうなんだ”って、明らかに動揺しているんです。私も、アレ?って思いました。けど、気のせいかなって思い直してそれまで通りに接していたんです。

でも、明らかに態度が違うんです。あげくの果てには、以前は“運やタイミングもあるから”って優しい言葉をかけてくれていた人間関係や仕事上のトラブルに対して、“気が強くて性格がキツいから嫌われてるんでしょ”って(笑)。何、その変わりよう…ひどくないですか? 私が意識的に甘えた声を出したり頼ったりしだしたら態度を軟化させてきましたけど……。ソウルメイトでもなんでもない、ただのサカりのついた男でした」

では、男性から見て、「男女の友情」が成立するのは、どういった状況なのでしょうか。男性にも聞いてみました。

「その子は、性格が優しくて料理上手で、めっちゃいい子です。僕の好きな女性のタイプの項目としても合致しているんですが、絶対に好きにならないし、付き合うっていう発想もないですね。

それは、その子との出会いのきっかけが幼馴染の友達の元カノだからです。なんか、イヤなんですよ。でもいい子だから、頼まれごとがあればやってあげるし、相談があると言えば聞くし。なんなら、その幼馴染と3人で会うこともあります。用事がないからこっちからは連絡しないですけど、その子からしたら、自分は男友達なんじゃないですかね」(広告会社勤務32歳)

「僕は元カノとはだいたい友達になります。勝手知ったる、というところもあるから、ラクなんですよね。いちばん連絡を取っているのは、3歳年上の仕事上でメリットがある女性です。感情的で浮気症で、付き合うのは二度とゴメンだけど、仕事の面では優秀だし、人情にも厚いし、料理も得意だしなんでもそつなくできるし、美人だし、アリって思っていて。仕事での頼みごとや相談をしたり、そのお礼も兼ねてふたりで食事したり、ドライブしたりもします。

でも、相手のほうも、僕は性欲が強いほうじゃないから、また付き合っても浮気するしかなくなると思うって言うんですよ。それを恋人や夫としてしかたがないな、とは絶対に思えないので、友達でいいと思っています」(IT関連会社勤務・31歳)

「よく、いきなりむこうから連絡してきて、うちにも泊りに来てDVD見たりゲームしたりする女性がいます。僕としては、嫌いではないけど、特に好きでもない、という感じです。ベッドが狭いこともあって、腕枕をして一緒に寝たり、キスしたりすることもありますが、そこまで。一度、やたらとボディタッチをしてくるので、イケるのかと思って迫ったら、強めに拒否されました。それ以来、こちらから手を出すことはしていません。彼氏ができると連絡が来なくなり、別れたらまた頻繁に会いに来るという関係がかれこれ5年になります。

ここ数か月連絡がこないので、男ができたんだろうなと思っています。寂しいとか特に会いたいとかいう感情が湧かないし、連絡がくれば普通に会う男友達と同じような感覚なので、友達なのかなと思います。むこうからは、人恋しくて誰かに会いたいと思ったときに拒否られない、便利な物体だと思われているじゃないでしょうか」(不動産会社勤務・33歳)

☆☆☆

男性の場合、立場として付き合いたいと思えない、彼女にするには決定的な難点がある、自分に恋愛的な好意がないことがはっきりわかるけど、自分もさほど付き合いたくない、というときに「女友達現象」が発生するようです。これって女性側としては、あんまり嬉しくないような……。それでも、恋愛的な関係にならないで、多くの人と関わっていけるのは、大人の女性にとってはうれしいところ。結婚しないかもしれない……という人ほど、そのスキルを磨きたいところですよね。

理想は、限りなく彼氏の義務を果たしてくれて、彼氏の権利を主張しない男友達。

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プロフィール

白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。