コラム 奢られたいのに払っちゃう「与える女」は不幸ですか?~その2~

「与える女が幸せになるには?」をテーマでお届けしている今週の女のもやもやセラピー。その2では、「奢られ彼氏」に聞いた本音を紹介します。

その1はこちら

「部屋に露天風呂がついている宿に泊まったり、回らない寿司屋で食事をしたり、自分の力では見られない世界を見せてくれるのは楽しいし、そういう場所に恋人と行けるというのも幸せです。そういうところも彼女の一部分だとは認識していますけど、そうだから好き、とか、付き合っているとかいうのは全然なくて、笑顔がかわいくて、僕のことをすごく考えてくれるとか、そういうところが好きなんですよ。

もし、今の彼女が、高級ホテルに僕のお金で泊まりたいとか、豪華なディナーを奢って欲しいとか言われたら、やっぱりきついし、そうしてくれないなら別れるとか言われたら、それはもう、彼女が決めることだから仕方がないって思います。だってムリだもの。

この前、泊まりたいって言われたリゾートホテルが1泊ふたりで10万円だったんですよ。で、自分が出すわけじゃないけど、それはさすがに高すぎなじゃない?って言ったんです。そしたら、“私が一緒に行きたいんだから、一緒に来てくれたらいいの!”ってちょっとキレられて(笑)。

確かに、行けば楽しいんですけど、別に高級なところに行かなくても、僕は一緒にいられたら幸せなんです。だから、彼女の好きにしてもらったらいいなって思っているし、お金がないからどこにも行けないってなったら、それはそれでいいと思っています」 (販売 34歳)

「昔から、服はボロくなったら、洗濯で気づいた母親が買い足してくれるみたいな感じで、今も自分では服を買わないんです。で、彼女が、“毛玉が付いた服とかやめて ” とか言って、買ってくれる(笑)。憐れんでいるのかもしれませんね。

ご飯も基本的にコンビニで十分満足。彼女はつくるよ、って言ってくれるんですけど、手間をかけても悪いし、 今はコロナ禍ってこともあるし、わざわざ 材料とかを買い出しに行かせるのも悪いじゃないですか。だから、仕事終わりとかに夜に彼女の家に行くときには、自分でコンビニ弁当を買って行きます。

そのときに、彼女にもリクエストを聞いて、買っていくんですけど、めっちゃ喜んでくれて。で、“買ってきてくれた代 ” って言って、自分の分の代金より多めにくれたりするんです。僕はいいよ、って思っているんですけど、助かるのは事実だし、そういう気遣いが嬉しいし、どんどん好きになるんですよね」(建築会社勤務 32歳)

「仕事が忙しいわりには給料はよくないし、デートのたびに自分が奢らなければいけない、ってなったら会う回数も減るだろうなぁって正直思います。女性と付き合うのも結婚も、経済的に余裕がある男のほうが有利だろうなって思いますよ。だって、お金のことを気にしなくていいわけですから。

だから、自立している女性のほうが僕は付き合いやすいですし、今の彼女もそうです。コンビニでの買い物とか、コロナ前とかの居酒屋の飲み代くらいは僕が払っていますが、どちらかというと彼女のほうが払っています。でも、その分、だいたいが彼女主導です。とはいえ、行きたいところとか、食べたいものがだいたい同じだし、そうでなかったら、僕がこだわりがないことだったりするので、全部彼女にお任せしています。だからうまくいっているのだと思います。先のことはわからないですけど」(IT関連会社勤務・31歳)

☆☆☆

今回、お話を紹介した3人の男性は口を揃えて「彼女のことが大好き」と言っていて、その理由が「自分のことをすごく考えてくれるから」でした。かわいいからとか美人だからとかいった外見でも、優しいからとか穏やかだからとかいった内面でもなく、「注がれている愛情」です。

そして「愛されているのを感じるから、自分も大切にしたいと思う」のだそうです。与えれば与えるぶんだけ返してくれるタイプの男性を見つけたら、「与える女」はめっちゃ幸せになれる、という考え方でどうでしょう。なぜなら、この3人、彼女のことを話すときにとても幸せそうで、本当に羨ましい感じだったのです。この3人の彼女のみなさんが、その幸せをちゃんとキャッチしていることを願ってやみません。

奢られるかどうか以外のわかりやすい愛情のバロメーターがあればいいのにね。

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プロフィール

白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。