コラム 「彼の家族構成が複雑すぎて一員になれる自信がない」30代女性の婚活リアル~その1~

「最初は、現地の人ならではの地の利を頼もしく思っていたところがありました。観光客だと見つけられない秘密のビーチとかに連れて行ってくれたり、方言も心地よくて。これは県民性なのかもしれませんが、陽気だし、素朴な感じもあるんですよね。擦れてないっていうか。そういうところも魅力でした。出世欲と自己顕示欲の強い職場のギラギラしている男性とは違って癒されるんですよ。職場では私も気が強いほうだと思うんですけど、彼がほんわかしているから、私も優しい気持ちになれるし。そういう自分が心地よかったんですよね。

彼からすれば、私は都会の人っていう印象だったんだと思います。彼は沖縄から出たことがないんです。でも、憧れはやっぱりあるみたいで。だから、私の話とかも興味深く聞いてくれて。それもここまで長続きしている理由なんだと思います」

ナンパからの遠距離となると、不安要素が多いように感じますが、結果的に「長い春」といってもいいほどの交際に進展。

「最初はやはり浮気とかが不安で、深夜にLINEをやりとりしてる中で、すぐに会えないのがつらい、別れたい、とか言って拗ねてケンカっぽくなってしまったこともありました。

でも、そういうときは彼が真面目に向き合ってくれたし、そもそも彼、お酒を飲まないので、そういう場面でやらかす、っていう心配はなかったんです。それに、私も自分の仕事が楽しいし忙しいしで。強烈な恋愛モードでもなかったんですよね。だから、自分の長期休暇のときにリゾートも兼ねてデートする、っていうくらいの関係がちょうどよかったんです」

5月の連休、夏休み、お正月休みに加え、秋の連休なども利用して沖縄に出向いていたという里中さん。ときには離島で集合し、大奮発したプール付きヴィラでバカンスを楽しんだことも。

「会えばほぼ毎日一緒だし、結果的に濃密な時間が過ごせていると思います」と言うから、遠距離恋愛も捨てたものではないのかもしれません。特に、自分がもともと好きな場所に住んでいる相手なら、喜びもひとしお。しかし、「私も、できることなら、このままずっと付き合っていけたら最高だと思っているんですけど、もうこんな年だし、結婚するかどうか、決めないとまずいですよね」と言葉を濁しました。「こんな年」かどうかはおいておいて、確かに、「そんなに好きなら結婚したらいいのに」という状況と言えそうです。

「正直、沖縄は大好きな場所なので、彼と一緒に暮らすために私が仕事を辞めて移住してもいいと思っているし、仕事を続けて、子どもができるまでは二拠点暮らしをするっていう選択肢もあると思っています。彼は最終的には出身の島に帰るつもりのようですが、それもいいと思っています。親も結婚、結婚うるさいし、入籍しちゃって黙らせるっていう手もあるとは思うんですが……」

里中さんが彼との結婚に二の足を踏んでいる理由とは? その2に続きます。

「ふたりでいるときはめっちゃ楽しいんですが…」と彼女は言う。

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プロフィール

白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。