コラム 「どこからがデート?」恋活疲れ30代を迷わせるデートの定義~その1~

今週の女のもやもやセラピーのテーマは、「デートの定義」です。

小学館デジタル大辞泉には、「恋い慕う相手と日時を定めて会うこと」とあります。確かにそう。なので、恋人同士が約束してふたりで何かをする、となればすべて「デート」となるのはわかります。しかし、その前段階、つまり、お付き合いする前に、食事をしたりどこかへふたりで出かけたりするアレ。あれはデートですか?デートじゃないんですか?ということです。

例えば、会社で、先輩なり同僚なり、あるいは上司や後輩でもいいのですが、サシで食事に誘われたとします。結果、仕事や恋愛の相談だったりということがほとんどなわけですが、何パーセントかの確率で、「相手が自分に好意をもっている(のかも)」というケースもあり、実際そうであったりする場合も。そういう場合はどうなんでしょう。 

「恋い慕う」のは片方だけでも可、であればデートといってもいいの? しかし、 「同窓会で再会して盛り上がって、LINE交換した同級生から、休日、“今から会えない?”と誘われたから、急いでおめかししていそいそと出向いて行ったら、生命保険の勧誘をめっちゃしつこくされた」(32歳・メーカー勤務) など、こっちはその気でも、相手側はデートのつもりは1mmもなかったという場合。少なくとも、こちら側の気持ちとしては、会うまではデートだった……、ということになるのでしょうか。そして、相手の目的が見えた瞬間に「デート」という魔法が解けた……ということ? 

そんな「デートの魔法が解けた瞬間」は、多くの女性が経験しているようです。

「姉のように慕っている、ひとまわり以上年上の先輩から、“めっちゃいい子で、優秀で、私があと5歳くらい若かったら付き合いたいくらい”っていう男性を紹介されたんです。1度目は3人で、先輩が常連のレストランで食事をしました。見た目もまぁまぁで、ありかなって思ったんですよね。

で、LINEを交換して。やりとりも自然だし、同じ年だから話も合うし、いいな、と思えるところがどんどん増えてきて、このまま告白されたら付き合うことになっちゃうのかも!なんてひとり盛り上がってたんです。

で、お互いいろいろ忙しくて予定が合わず、毎日LINEはしていたんですが、初めて会ってから3週間後くらいに、やっとふたりでご飯を食べることになって。彼が選んだところは、彼がその先輩とよく来るというおしゃれ炭火焼屋さん。正直、1回目のデートで煙の臭いがつくところとか外してほしかったってのはあったけど、 本当においしかったし、合格点かなぁとは思っていたんです。でも、なんと、お会計を割り勘にされてしまって……。即、これはデートではなくて、ただのご飯会なんだなって思いました。

私、今までお食事デートのときに、自分でお金を払ったことなかったんですよ。自分よりも年上の人が多かったってこともあるとは思うんですが。実際にお付き合いをして、深い関係になったあとなら、許せる部分もあるのかもしれないですが、1回目のデートで割り勘って……、絶対的にナシです。私の定義として、割り勘は男女問わず、友達とだけ、なんです。

で、その先輩に愚痴まみれの報告をしたら“その子と遊ぶとき、私がいつも奢ってたから、彼が自分の分をちゃんと払っただけでも頑張ったと思うよ。てか、あなたたちの世代って、デートって割り勘が基本なんじゃないの?”と言われてしまって。そういうときだけ世代の話を持ち出さないでくださいって感じでした」(派遣・33歳)

対等なお付き合いを求めながらも割り勘はイヤ、という30代女性は実は少なくないようです。その理由として「男たるものデート代くらい払って当然」といった感覚的なことではなく、「こっちはデート前から、かわいくする準備に時間も経費もかけているわけだから、全体予算として、奢ってもらわないと赤字になる」というビジネス的発想が主流のようですが……。「割り勘はデートなのか友達 なのか問題」も30代女性には深刻なようです。

ということで、続くその2では、30代の働く女性たちが「こんなのデートじゃない……」と心底ガッカリしたという最悪デートをご紹介します。 その2に続きます。

職業、年収、趣味、価値観…腹の探り合いはデートですか?

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プロフィール

白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。