コラム 「どこからがデート?」恋活疲れ30代を迷わせるデートの定義~その2~

「デートの定義」ついて考えている今週の「女のもやもやセラピー」。その2では、30代女性に聞いた「デートか!?と思ってたら全然違った」 「こんなの、デートだなんて認められない!」 という最悪デートのエピソードを紹介します。
その1はこちら

「元カレなんですが、日曜日の朝にLINEがきて“ご飯食べたー?”って聞かれたので、“まだー”って答えたら“俺もー”ってきて、“駅前まで来られる?”って。そしたら一緒にブランチでもする流れなのかなーって思うじゃないですか。

そしたら、開店前のパチンコ屋さんの行列に並ばされて“俺、先にサクッと食べてくるわ”って。はぁ?ってなりました」 ( 34歳 ・メーカー勤務)

「ちょっといいな、と思っていた会社の同僚から翌週のランチに誘われたんですよ。もともと、職場で、当日に時間と目が会えばふたりでもランチくらいは行く仲ではあったんですが、わざわざ曜日を決めていく、っていのは初めてのことで。ちょっとこれは、デートなのか?って思うじゃないですか。しかも、会社からちょっと離れた場所にあるレストランで。

食べているときの会話はいつも通りだったんですが、私はちょっとドギマギしちゃったりもしてたんですよ。いつもは割り勘なのに、“奢るからさ”とかも言われちゃってたし。

そしたら、会計時に、彼、長財布の中からクーポン2枚出してきて。“よかったよ、これ、今日までだったんだよね”って。え、って(笑)。しかも、そのクーポン、よく見たら先月までの使用期限だったんですよ。で、お店の人に断られたんですけど、“俺、今日、財布にこれしか入ってない……”ってお金をあまり持っていなくて。

結局、私が払いました。謝ってはくれましたし、翌日に返してくれましたけど、私のドキドキを返してくれ!って」(31歳・PR会社勤務)

「マッチングアプリで知り合った男性と、会いましょうということになったんです。背の高い、どっちかっていうとゴリマッチョ系の男性だったんですが、スイーツが好きっていうところがツボで。1回目のデートも、行ってみたいパンケーキ屋さんがある、とか言うんで、そこで待ち合わせをしたんです。

始めましてだったので、大して会話は盛り上がらなかったんですが許容範囲内。ただ、やたらとそのパンケーキが甘くて大きくて。私はちょっと食べきれなかったんです。残した分は、彼が食べてくれました。

その時点で食欲の差に気づけばよかったんですが、2回目のデートは、巨大な大盛りを完食したらタダになる、という定食屋さんで。残したら自分が食べるからって言って私も同じものを注文させられて。テーブルにドンっておかれたトンカツ定食が、もう、ライオンの餌みたいな感じなんですよ。ただただ、彼の食べっぷりを見せられているだけでこっちは胸やけしてしまって。ネタ的にはアリですが、今思い出しても、あれは何だったんだろう……って感じでしたね」 (32歳・広告会社勤務)

「出会いはアプリなんですけど。シネコンが入っている大型商業施設で待ち合わせして、映画を観る前にご飯を食べようってことになって。

どこもめっちゃ混んでいて、すぐに入れるところは回転寿司店だけ。で、いざカウンターに座ったら、その彼が“おれ、生ものダメなんですよね”って言って、アナゴをひとつ頼んだ以外は、おしんこ巻きとかかっぱ巻きとか食べてるんですよ。そうなったらこっちは気を使ってしまって自由に食べられないじゃないですか。で、結局、1000円分くらいで我慢して。

そこの支払いは彼がしてくれたので、そのあと、私がカフェでコーヒーをごちそうして。映画のチケットも、なんとなくの流れで別々に買うことになって。 初回のデートは男性が払う、というステイタスになっていた人だったせいもあって、 なんだか、もやもやが止まらなくて……。

しかも、そのお寿司屋さんでは楽天ポイント、カフェでははTポイント、映画館でもシネマイレージをもらっていて。お寿司屋さんはいいとしても、カフェは全額、映画は半額は私のお金じゃないですか。なんだか、ポイ活に使われただけの気がして……ちょっとさみしさを感じてしまいました」(34歳・IT関連会社勤務)

「ゴルフ仲間とのバーベキューのとき、相手からしつこく口説かれて付き合うことになった人がいたんです。バーを経営していて、その人本人もカウンターに入っている人で、彼とふたりで会うときは、私が彼の店に行ってしばらく飲んで、お店終わりに私の家にくるパターン。

お客さんがくれば、彼はそっちの相手をしなくちゃいけなくて、私はひとりぼっちになるから、ただただ飲みながらスマホをいじっているだけ。しかも、飲み代は自腹。

彼が女性客と仲良く楽しそうに話しているのを見るとイライラしてしまって、家で過ごすときにもケンカになっちゃうしで、結局別れてしまったんですが、今、冷静に当時のことを思い返すと、私は彼にとって、エッチもできる、ただの太客だっただけなのかもしれません」(33歳・出版社勤務)

☆☆☆

その他にも、「片思いしていることを気づかれている彼に、不動産物件の内見に誘われて、“どうかな?”と優しい目で聞かれたときに、キター!!!とときめいたら、本当にただ、プロの査定が欲しいだけだったっぽかった。私が宅建を持ってるから、目利きができると思ったらしい」(33歳・ 派遣 )「会社を辞めて自分で仕事をしている元同僚に、めっちゃ夜景のキレイな場所があるからって誘われたんですが、一緒にいる間、ずーっとスマホで動画撮っていて、あっちから全速力で走ってみて、とか、顔の角度はこっちにして!とかやたら指示されて。何なの?って思ったら、スマホ動画コンサル事業を始めたいから練習しようと思って、って。できもしないのにこれから参入しようとしているところもどうかと思うし、そもそもセンスがなくて笑うしかなかった」(31歳・IT関連会社勤務)といった話もいただきました。

私たちは、恋愛感情のない女性同士で遊びに行くときにも、「デート」と言う言葉を使ったりします。それは、言ってみれば「楽しいおでかけ」という意味です。「ふたり限定の楽しいおでかけ」なら、それはデート。ですが、なかなかそう簡単ではないようです。

一緒に下校するだけでもデートだと思えてた10代のころが懐かしい

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プロフィール

白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。