コラム 「30代おひとりさま」はお正月休みをどう過ごした?2022年のスタートと抱負【後編】

毎年、 もやもやを引き起こす「お正月休みをどう過ごすか」問題。 「年の瀬が押し迫ると、ネットなどでつい検索してしまう」という30代おひとりさまも多いです。そこで今回は、実際のところをリサーチ。30代独身女性が2022年のお正月をどう過ごしたか、をご紹介していきます。
【前編】はこちら

「31日は、女友だちふたりと、そのひとりに片思いしている男性が3人で牡蠣鍋をするというので、ネット通販で買ったアワビとカズノコを持参して合流しました。紅白とRIZINとジャニーズのカウントダウンをザッピングしながらお鍋したり、男性が作ってくれた年越しそばを食べるという、のどかな年末です。

好きな女性のために、一生懸命になっている男性や、それを上手にいなしながらもまんざらでもない友人を見ているというのも、オツでした。

で、夜中に解散して、1日の夜は、地元の仲間が近所の居酒屋さんでお雑煮を食べるというので、そこに合流しました。カップルがいたり、夫婦がいたりしたんですが、和気あいあい、仲良く飲んでいたんです。

私も最初は普通に楽しかったのですが、後半、日本酒をしたたかに飲んでしまって。しつこく私をいじってきていた男性を平手打ちしてしまったんです…。場が静まりかえりました。

私、以前から、その彼が酔ったときの私への絡み方がイヤだなと思っていたんですよね。それが爆発してしまったんですが…。

周囲が取りもってくれて、それ以上荒れることはなかったのですが、新年にすることではなかったなと。今年こそ、お酒に負けず、常に楽しく飲んで酔える人になろうと思います。じゃないと、一緒に飲んでくれる仲間も失っちゃいそうです」(36歳 マスコミ)

「うちの年末のゴミ収集の最終日が29日の20時までだったので、その日は朝からアクセル全開で大掃除していました。とにかくゴミを出さなくっちゃと。

で、部屋と敷地内のゴミステーションを何度も往復しているタイミングで、部屋のカギを持たずに出てしまって…。うち、オートロックなんです。ほかの部屋のマンションの呼び鈴を片っ端から押してみたのですが、誰も出てくれず、1時間ほどエントランスで入居者が出入りしないかと待っていたのですが、それもダメ。管理会社に電話をしようにも、スマホも持っていません。

それで敷地の周りをチェックしていたら、マンションを囲む高い塀に登って、その上をつたっていけば、敷地内にある非常階段に辿り着けそうっていうことがわかったんです。当然ながら、けっこうな“ミッション:インポッシブル”のトム・クルーズ状態です。しかし、やるしかありません。

踏み台になるものを探し、なんとかよじ登りましたが、ブロック塀に擦れてスカートの中のヒザまで削ってしまいました。非常階段の手すりを乗り越えて敷地内に入れたときには、本当に感動しました。とはいえ、二度とできることではありません。今年は、必ず鍵を持って部屋を出る、というか、鍵をかけて部屋を出ることをルールにします。そしたら、鍵を持ってないという状態はおこらないので」(32歳 インテリア関連会社勤務)

「29日から仕事は休みだったんですが、28日までがずっと忙しくて、年末はほぼベッドの中でした。寝ても寝ても寝られるという状態で、お風呂も入らずに、睡眠を貪りました。

1日になっても2日を過ぎてもスッキリしたから起きよう!という気持ちにならずに、このまま廃人になってしまうのではと恐怖を感じて、2日にお風呂に入りました。

髪をブローしてメイクしたら気分が晴れたので、年始のご挨拶を兼ねて、その日から空いている近所の居酒屋さんへひとり飲みに行きました。

というところまでは覚えているのですが、3日の夕方、自分のベッドで全裸で目が覚めました。玄関にはコート、トイレにスカートとショーツ、部屋にトップスが脱ぎ散らかされていて、ベッドまでたどり着いた軌跡はすぐにわかりました。

まさか、と思って恐る恐るLINEを開いたら、夏にフラれた元カレにめっちゃ重いLINEを延々と送っているうえに、電話をかけている履歴も…。未読だったことをいいことに全部送信削除しましたが、ポップアップで読んでるだろうし、電話だって鳴っていたことでしょう…。こういうことする資質があるから、モテないこともわかってるんですけど…。今年はカッコ悪いことはしたくないですね。過去に囚われない女性を目指します」(33歳 IT関連会社勤務)

☆☆☆

働く30代女性のソロのお正月休みを司るのは、お酒か大掃除が多かったようです。ちなみに本連載担当編集者も、突如やって来られたお母さまの指揮のもと、テレビもゲームもお預けで、全日大掃除だったそうです。とっても有意義!ですが、そういうときほど、寝正月への思慕が募るもの。普段は“ながら見 ” 程度のお正月特番だって、1本も見られないとなると「めっちゃ面白かったのでは…」という、大魚を逃した気分にもなるのです。それでも、部屋はスッキリとキレイに片付き、少なくとも数か月は気持ちよく過ごせそう。何事も一長一短です。大人になればなるほど、何事にも満足は得られにくいのかもしれません。「“ま、いっか” と思えれば上出来」っていう思考も大切なのかもしれませんね。

禊って大事。

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プロフィール

白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。