コラム 仕事と家庭の両立に自信がない…30代おひとりさまが「結婚に踏み切れない」ホントの理由【後編】

独身に留まっている理由に 「嫁・妻・母になれる自信がない」という女性の気持ちにフィーチャーしている今週の「女のもやもやセラピー」。引き続き、強く「結婚しない」とか「できない」と思っているわけではないけれど、結婚によって新たにつく肩書きがしんどそう…」という30代女性の話を引き続きご紹介します。
【前編】はこちら

「介護要員にさせられそう」と考えてしまう

「本気で数年以内に結婚したいと思って婚活アプリを利用していますが、私にいいね!してくださる男性は、若くても40代前半。年齢的には悪くなくないんですが、ほとんどがプロフィールに“高齢になる親の老後も心配だし” “親もひとり身の自分を心配していて”“”書いてあって…。 50代だとなおさらその傾向が高くて。そうすると、つい、「この人が結婚したいのは、親の介護のため?」って思ってどんよりしてしまうんです。

親を大切にする男性、というのは私の理想のタイプと合致します。それに、私だって、自分の親を安心させたいという思いが結婚したい理由のひとつにもなっています。なのに、それをプロフィールに書かれると、もやもやしてしまうんですよね。

年齢的に結婚に親の介護問題がからんでくるのは当然ですし、自分でも筋が通ってないと思うのですが、自分の生活を維持しながら、他人の世話がちゃんとできる自信がないんです」(36歳 インテリア関連会社勤務)

家事は好きだし料理も得意だけど…

「お掃除とかの家事が苦手というわけではないし、料理も好き。どちらかと言えば得意なほうだと思います。ホームパーティのときなどに、参加した男性から家庭的な面を褒められることも多いです。褒められて嬉しくなくはないんですけど、私にとって家事って“趣味の域”だったり、自分のための最小限のことだったりでしかないんです。

何が言いたいかっていうと、相手にそれを求められたくないというか…。家庭的なタイプだと思ったから結婚したのに、って幻滅される気がするんですよね。お掃除も料理も、毎日しているわけじゃないですから。でも、結婚したら、私が担当になって義務になりますよね。それがムリだなって思うんです。

仕事しながら家事もこなすって、時間的に負荷がかかるじゃないですか。今は自分で調整しながら楽しくできてますけど、監視されるみたいになったらもはや仕事が増えるだけって感じですよね。やってなくて怒られるのもイヤだし、相手から、できなくても許してやっているっていう態度をされるのも違うと思うし。でも、家庭的じゃないです!って否定するほど家庭的じゃないわけでもないんです。これってどうしたらいいんですか?」(32歳 IT関連会社勤務 )

結婚するなら、家事も育児もちゃんとしたいから、一生ムリ

「学生時代の友達が次々結婚して子どももできたりして、羨ましいなぁって思うんですけど、その反面、私には圧倒的にムリだなって感じることも多くて。

やはり、産休育休を取ったり、時短勤務で仕事を続けている正社員の友達は強いです。“しんどいけど、できるところまでやってみる”といった頼もしさもありますし、“本当に限界ってなったら退職して、余裕ができたらまた働けばいい”という言葉も堂々としていて、きっとそうするんだろうなって思える説得力があります。

でも、私は、フリーランスなので、もし、結婚して仕事と両立できなくて仕事を捨てたら、またやりたいと思っても、今の場所にはもう戻れないと思ってしまいます。1回キャリアをストップさせた自分を待ってくれる人なんているわけがないって。でも、ほかにしたい仕事もないんです。だから、ずっと今のまま走り続けるしかない。そうなると、“結婚 ” が入り込む余地がないんです。

だからといって、結婚したくないわけではなく、むしろ、したいんですよ。そして、結婚するなら、みんなのように、家事も子育ても手を抜きたくない。でも、そんなことってそもそもできるの?物理的にムリでしょう?って思ってしまうんですよね。仕事が大好きだし、結婚なんてしたくないし!って思えちゃったら逆にラクなんでしょうけど、この仕事だって単に、日々、生きるためにしているだけで…。未だに自分が探せていません」(34歳 フリーランス)

☆☆☆

お話を聞いていると、「自信がない」という女性たち、みんな本当に真面目!そして、「努力こそ至上」と思っているような感じでした。「隠れ怠け者」を自負している人もいましたが、「その姿を他人に見せるのはイヤ」だというプライドがあり、「頑張っていない状態」を悪いことだと考えているように感じました。

そんなことないし、完璧にやってる人なんていないよ(多分)と思いますが、それを伝えたところで、「それもそうか!」と自分の手綱を緩められるタイプでもないのでしょう。どうしたら、ふわふわと、ゆる~く生きられるのか…課題ですね。

「流れ」とか「勢い」で結婚できたらラクなのにね…。

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プロフィール

白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。