コラム マッチングアプリの「それ書く必要ある?」的なプロフィールの数々【前編】

今回の「女のもやもやセラピー」のテーマは、マッチングアプリのプロフィールについてです。筆者が知る限り、マッチングアプリのプロフィールページには、大なり小なり、自由に入力ができるスペースがあって、おのおのが「いい出会い」のために「登録のきっかけ」や「お付き合いしたい人のタイプ」や「お付き合いの志向」などを綴っているわけですが、それが良い方向に機能していないのではないか…と思わざるを得ない、という現象にたびたび遭遇します。

今回は、そんな「それ、わざわざ書く必要があるのかな…?」という内容を、マッチングアプリで、婚活、恋活をしている独身女性から聞き集めてみました。そして、「どういう意図かな?」「何があったのかな…?」を考察してみたいと思います。

元カノ、元妻情報

「私は自分で検索せずに、私に“いいね”してくれた人から選んでいます。で、最初のジャッジは、本人の顔写真とニックネームと年齢です。顔は清潔感、ニックネームは奇をてらっていないかどうか、年齢は、自分と近いかどうか、です。

その人は、その3つは良いと思ったんです。それでプロフィールの文章ページに移行したのですが、“はじめまして”などの一文もなく、いきなり、“20代の女性と別れたので登録しました”から始まっていたんですよ。

失恋がよっぽどつらくて悔しかったのかな…?と思いました。けど、その同情がマッチングアプリで恋愛感情のスイッチになることはないと思うんですよね。マッチングアプリなんて使いたくなかったけれど、しょうがないから登録したんだろうなっていう感じがしてしまって。もし、お会いしても、その20代の元カノと比べられるんだろうな、って思ったら無理無理無理無理。即座に左スワイプしました」(42歳 派遣)

「バツイチの方だったんですが、“離婚の原因は私のDVでも浮気でもありません。といえばわかってもらえるかと思いますが、妻が…”からの、別れた妻のディスリがはじまって。ご自身は家庭をしっかり守っていたにも関わらず、相手が男性と出て行ったということに対する批判が延々と書かれていました。“だから、次は、穏やかに過ごせる、お互いを幸せにしたいと思える人と出会いたい”と締められていたんですが、もう、“この人、怒ってる!”ってことしか入ってこないんです。

しかも、自分は正しい、って感じが満々で、失礼ながら、妻が逃げるのもわかる…などとも思ってしまいました。その人の学歴、収入、そして見た目はハイクラスでした。だから、それが書いてなかったらうっかり私も“いいね”してマッチングしちゃったかもしれなくて、避けられて結果的にはよかったんですが…。読んで心地いい文内容ではなかったので、なんだかどんよりした気持ちになりました」(33歳 派遣)

「お断り」情報

「プロフィールに“まず、〇〇人はお断りです。以前にイヤな思いをしたので“って、外国の方を国名指定で拒絶している人がいて、差別的だなぁと思いました。そんなことわざわざ書かなくても、自分で避ければいいだけですよね。

あと、“勧誘、サクラもノーサンキューです!投資、情報商材版売には興味はありません!!!”って書いている人も、どうなんだろう?って思います。気持ちをもてあそばれた経験があるのでしょうが、それこそプロフィールに書く必要あるのかな?って思います。そんなこと書いたとしても、勧誘の人は、かたっぱしから勧誘しているだけでしょうし、関係ない私みたいな人は、“この人、すぐに騙されちゃうタイプなんだな”とか“感情的な人なんだな”ってしか思わないですから」(36歳 会社員)

「“いいね”をしてくれたうえに、わざわざ“見てね”っていう、課金して得たポイントを使ってする“追いいいね”をしてくれていた人なんですが、プロフィールに“人見知りです。でも、飲んだらゲラです”“自分からガツガツいけないので、ダメならダメでしかたがないです”って書いてあって…。マッチしても、こっちがめっちゃ気を使わなければダメなタイプじゃん!ってことしか伝わってきませんでした。“人見知りだけど、好きな人には頑張りたいです!”とか、もうちょっと前向きに書いてくれていたら、やりとりくらいしたんですけどね…」(34歳 会社員)

マッチングアプリにおいて、情報は多いほうが真剣度は伝わりやすいです。例えば顔写真がない、とかだと、即ナシ判定するケースがほとんどですよね。それに、たくさん書いてあれば、その中から、共通点や、やりとりの話題を見つけやすいから、本来はありがたいのですが、「こんな自分ですが、よろしく」の「こんな」が、あまりにも重いとなるとちょっと…となってしまいます。全部ぶちまけた本人はラクでしょうが、こっちはいきなり爆弾を渡されたようなもの。引き続き、そんな「爆弾」コメントを紹介していきます。

後編に続きます。

「好きになれるかもしれない人」を探したいだけなのに。

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プロフィール

白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。