コラム 【もやもや】エンブレム決定に思う「そこそこなもの」への安心感~その2~

五輪カラー2

2020年になったらきっと改めて思うんだと思う。あれ? なんでこのエンブレムになったんだっけか? って。そしてきっとこの日のことを懐かしく思い出すんだ。

セカンドサーブは慎重にね、という意図があったかどうかは謎ですが、最終選考に選ばれた4作品の段階で「どれも普通」だった2020年東京オリンピック パラリンピックエンブレム。そして、それをゆるく受け止めている私たちがいます。なんか、変に揉めるんだったらもうこれでいいよ、的な気分で。
では、2020年の開催を「それまでには結婚して家族で観戦を楽しむつもり!」と鼻息荒く自分の人生の指針に掲げている堅実女子たちは、この決定についてどう思っているのでしょう。あずき総研でインタビューしてみました。

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おひとり目は、広告会社に勤める独身OL 29歳のA子さん。

「私は断然、サノケンモデルですね。いろいろ問題があったことは承知ですが、ことオリンピックのエンブレムに関しては、エンブレムに罪はない! と今でも思っています。あのデザインが葬られてしまうのは本当に残念。デザインって尖がってないとダメなんですよ。もちろん、説得材料としての物語は必要ですが、まずは見た目のインパクト。あれには新しさがあったと思います」

「そもそもオリンピックのエンブレムって自由度が低いし、出しつくされている感があるじゃないですか。今回の公募作品を見てもわかりますよね。その中で、お! と思えるデザインでしたよね。汎用性も高かったし」

ーー決定したエンブレムも、今後、さまざまなカラーで展開されていくそうですよ。

「知っています。でも、あれが5輪カラーになったら、それこそほかと変わらなくないですか? あれはネイビーだったからかろうじて特別感が保ててるのだと思うんですけど。腹が据わってない感じは否めませんね」

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