コラム 友達がいない、欲しい…「おひとりさま」の友達の作り方【前編】

今週の「女のもやもやセラピー」のテーマは、「新しい友達の作り方」です。

「大人になると、新しい友達ってなかなか作れない」というのはある意味、定説になっています。筆者はそもそも昔から「友達」と呼べる人が少なく、「友達ができない理由」が「大人になったから」とは言い切れない立場なので肯定しきれませんが、20代、30代くらいまで友達に不自由してこなかった人ほど「大人の友達作りは難しい」と痛感するようです。

「なかなかできないよねー」「そうだよねー」で話が終わればいいのですが、そうもいきません。「もともと自分は人見知りで、めんどうくさがりで、自分から誘ったことがなかった」などと自己分析に走って「もう友達はできないのかもしれない」と悲しくなったり、「友達がいない人生なんて、みじめすぎる」と侘しくなったり、挙句の果てには「自分は誰にも必要とされていない」「愛されていない」と自己肯定感がダダ下さがって、ついには「老後の孤独」がチラついたり…。そういうネガティブ発想を払拭してくれる意味でも、「友達」って大事ですよね。


しかし、「ひとりじゃ寂しい」とか「今後の生活が不安」とかいうことで友達を求めても、婚活と同様、こじらせる気がします。

確かに、「ずっと“おひとりさま”」を視野に入れた人間関係構築も必要だと思います。筆者も、業者を含め、重い荷物を運んでもらったり、天井の電気を替えてもらったり、DIYを手伝ってくれたり、今後きっと自分ひとりではできなくなるであろうことを助けてくれる人財を集めに目を光らせているところです。でも、大人の友達作りで「助けてもらうため」が第一優先になると、利害関係を生むだけ。友達ってそういうもんじゃないのでは、というのが持論です。

また、しょっちゅう食事や飲みに誘われたり、ひんぱんにLINEが届けば、それはそれで気ぜわしいと思うんです。実際、物理的に「ひとりだから寂しい」とか「ヒマで退屈」ってなるのって、たま~に、ですよね。自分だけの時間だって大事。だから、若いときのように、「親密」で「濃厚」な関係をつくる必要はなくて、要は、ひとりの自由さの中で、たまに襲ってくる寂寥を、程よく埋めてくれればいい……というと失礼な話ですが、ちょっと気が合って、たわいない話ができるくらいで十分なわけです。そう考えれば「友達作り」のハードルは一気に下がるのではないでしょうか。

ただ、やはり、「人」ありきなので、ベストマッチな相手を見つけるのは至難の業。大人の友達作りのコツとして、推奨されているもののひとつに、「趣味をつくって、その教室に通う」がありますが、

「運動不足の解消もあって、コロナ禍でボクササイズのジムに通い始めました。でも、思った以上にハードで、通うのがつらくなって。レッスンには、人間的に仲良くなりたいな、と思える人もいたんですが、共通の話題がボクササイズだけだし、自分がやめてしまったのに、わざわざ外で会うのに誘うのも気が引けて。結局すぐに疎遠になってしまいました」(40歳 派遣)

「もともと創作が好きで、同じ趣向の人たちとお話ができたら楽しいと思って、近所のカルチャーセンターにあった俳句教室に入りました。でも、そこは、作ったものをグループになって批評しあうっていう仕組みで。作品のことを言われているだけってことは理解していても、毎回、自己否定されている気分になってしまって……。しんどくなって続けられませんでした。友達ができるというところまでも行きつかなかったです」(43歳 会社員)


といった例もあるので、自分のやる気や体力に見合っているかどうか、その内容はどんなものなのか、は吟味する必要がありそうです。

また、「飲み友達をつくる」方法として、「ひとりで通える行きつけの店を見つける」というもの推奨されていますが、これも一筋縄ではいかないよう。


後編に続きます。

「趣味をつくれば友おのずと達ができる」と言うけれど。

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プロフィール

白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。