コラム 【もやもや】平均所得541万9000円でも6割が「生活苦しい」で独身OLに希望なし?~その2~

貧乏2

「お金足りない」から策を講じるか、やさぐれるかで人生変わるよね、たぶん。考えるのやめちゃだめなんだ、きっと。


日本人の60%が生活「苦しい」と答えた国民生活基礎調査の結果に、もやもやしながら働く独身アラサー&アラフォーの生活意識を考える「女のもやもやセラピー」。「普通」に働いて「普通」に収入を得ている彼女たちは自分の生活をどう捉えているのか、あずき総研究でインタビューしてみました。

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ひとり目は、28歳、化学メーカー勤務の熊山和歌子さん(仮名)。北川景子さんを地味にした感じの、色白の女性です。

「短大を卒業後、地元の化学メーカーに事務職として就職しました。残業もないので、手取りは13万円弱。年次の昇給は1000円なので、入社から8年、8000円しか上がっていません。手取り額で比べたら、同じ部署で働く派遣社員さんのほうが上かもしれません」

――生活は「苦しい」ですか?

「実家だし、自動車通勤のガソリン代は会社から出るので、私のひと月の固定支出費って、家に3万円食費として入れているのと、月々のケータイ代6000円前後だけなんです。田舎だから遊ぶお金もたかがしれているし、多いときは7万円くらい貯金できます。今、500万くらいかな。とりあえず、結婚資金は貯められたなと思っています」

――28歳で貯金額500万円はかなり優秀じゃないでしょうか。

「結婚したら自分の自由になるお金はなくなるからって、20~30万円貯まるたびに高級ブランドのジュエリーや一生モノのバッグを買っている同僚もいます。結婚前にファッション資産を増やしておこうっていう考えで、それもいいなって思うんですが、実際、いざ買おうとお店に行っても、高額な値札を見ると欲しい気持ちが失せてしまって(笑)。結果的に貯まってしまったという感じです」

「だから、生活が苦しいかと聞かれれば本当はNOなんです。でも、週5で終日働いて、13万円ってなんだろう? とは思うんですよね。自分の価値が軽んじられている気がするし、こんなに働いてもこれしかもらえないんだと思うと、お金を稼ぐってこんなに大変なもの? って。私は国民生活基礎調査に答えていませんが、もし受け取っていたとしたら生活意識についての項目は「苦しい」にチェックを入れると思う。だって、もっと稼げていいと思いますもん」

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