コラム 【もやもや番外編】婚活ゾンビ・36歳美人OLまゆ子はどうして結婚できないのか~その1~

この「結婚相談所婚活市場」仕様に自分を最適化するために、大好きなダイアン・フォンステンバーグの柄ワンピをマナー講師が講義で着用するようなエレガントスーツに着替え、いつものオレンジの濃いめチークをピンクに変え、つまらない話を延々と続ける男性には、銀座ママの「さしすせそ(さすが、知らなかった、すごいですね、センスありますね、その通り」でニコニコと話を聞いていますが、それはまゆ子さんの仮の姿です。仮の姿だから、そんな自分を好きなった相手にどうしても好感が持てないし、納得できない発言をされると思わず反発、時には反撃してしまう。

真面目な男性と会えば、地味でつまらない、もっと自分に刺激を与えてくれる趣味がある人がいいと断り、1か月山ごもりするほどスノボに没頭する強烈趣味をもつ男性に会えば、付き合いきれないと断り、デート割り勘男はケチ、趣味にお金をかける男を結婚生活が不安、すぐに子どもがほしいという人には、ふたりだけの生活を楽しみたいと憤り、子どもは当分ほしくないという人に出会えば、私にはタイムリミットがあるのに、と嘆く。これ、すべて、「私のことを大切にしてくれていない」という、「愛情クレクレ」欲の言い換えだと思うのです。もし、本当に私のことが好きだったら、絶対そんなことはしないはず! という気持ちが奥底にあるから、いちいち相手の行動を否定的に見てしまう。

つまり、まゆ子さんは、単に結婚したいだけではなく、「愛されて」結婚したいわけです。胸がドキドキとトキメいた恋愛をした相手との、結果としての結婚。でも、まゆ子さんが登録している結婚相談所でトキメくのは、そうとう難しいと思います。
なぜ結婚相談所が第1回のお見合いを「城ケ崎海岸のつり橋を2人で渡ってこい」とはせず、カフェなどで1時間過ごせと設定しているかといえば、トキメキよりもすばやい決断を優先しているからです。お相手以前に、そのシステムそのものがまゆ子さんの本心とマッチしていないといえましょう。

お見合い50人目頃から、「世の中にはあっさり結婚できる人がいっぱいいるのに、どうして私だけうまくいかないんだろう」と自己肯定力がダダ下がりのまゆ子さんですが、自分を嫌いになる前に、一刻も早く自分が立つべきリングに移動するのが得策じゃないかと思います。とり急ぎ、「怪しいから」と毛嫌いせずに、WEBのマッチングサービスにも登録してみるのはどうでしょう。系統が同じ陣地を広げたところで、さまようばかり。おためし感覚で別の河岸に移動してみるというのがいいと思います。バッサリ切る勇気がでない場合には、今いる場所に片足をつっこんだままでもいいですから。

まゆ子が結婚できないのはまゆ子が悪いからじゃないよ! 既婚アラサー&アラフォーが本気で語ったあずき総研主催のダメ出し座談会はその2で紹介。

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