コラム 【もやもや】「お疲れさま」浅田真央選手の引退会見で考える「自分らしい引き際」~その2~

「婚活、引退したいですね……。結婚が決まるまでやめられないって思っていましたが、最近、一生独身だとして何が問題なんだろう……、っていう気持ちのほうが大きくなってきちゃったんですよ。

この前、友達に結婚しても幸せになる人ばっかりじゃないしって言ったら、一生独身で幸せな人よりは多いんじゃない? って反論されたんですけど(笑)、自分は本当に結婚したいのかなぁって考えたら、よくわからなくなっちゃって。婚活引退を決めたら、ふぅっと力が抜けて、意外なところからの出会いがあったり、なんてこともある気がするんですよね。どうでしょう?」(美容関連会社勤務・34歳)

「スマホのパズルゲームから引退しました。ずっとランキングのトップにいたんです。でも、これ以上続けていたら、廃人になっちゃうと思って(笑)。一度ハマると際限なくやっちゃうんですよね。課金も過ぎるし……。でも、3か月に1度くらいのペースで現役復帰しちゃうので(笑)、これでは本当にまずいと思い、スマホをやめてガラケーにしました」(不動産会社勤務・29歳)

ゲームの場合、やめることは「卒業」という言葉のほうがふさわしい気もしますが、「卒業は、やりきって次のステップに進むというイメージ。でも自分の場合、退くという気分なので引退」なのだそう。

ということは、婚活も、結婚が決まってやめる場合は卒業、そうでない場合は引退なのかな……。いずれにしろ、やりたいならやればいいし、やめたいならやめたらいいし、またやりたくなったらやればいいのです。自分が過去に決めたことや言ったことに縛られすぎる必要もないと思う。

浅田真央選手も会見の中で、「オリンピックを目標にして、目指していて、そして、みんなに言っていたから、それを達成しないで引退する自分を許せるのかなと逡巡した」(要約)と言っていましたが、選んだ結論はオリンピック前の引退でした。言っちゃったんだから頑張らなくちゃいけない、という選択じゃなくて、本当によかったと心から思います。

仕事の現場で、意見や考えをコロコロ変えて下の人間を振り回す人には、自分の発言に責任を持てって思っちゃいますが、こと自分の人生については、そのとき、そのときで自分が幸せに感じられるならそれが一番です。

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やりたかったらやって、休みたかったら休んで。自分のために生きられるのがいちばん。

 

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プロフィール

白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。