コラム 【もやもや】今度はホリエモンが「電話は害悪」。一理ありすぎて「もう誰にも電話がかけられない」症候群続出~その1~

鳴らした電話は、相手の状況を強制的に中断する。中断されると相手はリズムを崩される。自分がされるとイヤだから、人にも電話をかけない。

筋が通っていると思います。

よくよく考えてみると「メールで済むような確認のためだけに電話がかかってきた!」「電話は時間泥棒!」「電話をかけてくる人って仕事ができない!」とプンプンしている人は、自分からかけているのを見たことがありません。むしろ、「え、このメール、私が今見ていなかったらどうするの?」という至急案件をメールでペロンと送って来る人だったりします。

いずれにしろ、「人にも絶対にかけない」なら、「電話かけてこないで」も納得です。私もそれができるなら「誰の電話にも出ない」を選択します。でも、私は電話、けっこう使うんですよね。

たとえば、打ち合わせ中。不明な点が出ると、すぐにわかる人に「ちょっとお尋ねしたいんですけど……」と電話をかける。スマホからでもできるレストランの予約でも、電車で移動中のときならポチポチと打ち込みますが、歩いているときなどは、電話をかける。

あちこちから「電話NG」派の声を聞くと、たしかに~と納得する面もあるし、自分のかけた電話が相手をイラっとさせていることもあるんだろうなぁとも思います。でも、「メールより電話のほうが話が早い」「電話したい」と思う人間は、相手に時間泥棒と言われようが、害悪と言われようが、かけるしかありません。

電話の内容が、相手の状況を中断するに値するかということを考えればアリ、という意見もあります。ビジネスマナーとしては、そうなんでしょう。

でも、相手の状況はエスパーでもない限り、考えてわかるものじゃない。そして、電話は基本的にこっちの都合でかけるものです。つまり相手にしてみたら、だいたいが不都合、「かけてきてほしくない状況」なんだと思います。いつでも「相手の状況を中断するに値しない」んです。

だから、電話を使っている人が、ムカつかれを回避するために唯一できることとしては、自分が「誰の電話にも出るキャラ」になることだけじゃないでしょうか。自分も出るから、相手も出てね、という状況をつくる。「こいつ、なんだかんだ電話してくる人なんだよー」と思わせる。ホリエモンさんの逆パターンです。

出るを基本にして、出られないとき、気づかないときが自分にあれば、たとえ相手が出てくれなくても、「なんでかけてくるのって思われてるのかな」「嫌われているのかな」とかいうムダにネガティブな発想にならずに、素直に「今は都合が悪いんだな、じゃあメールにしよ」と思えると思います。この流れは、「電話かけてこないで」派にとっても、嬉しい流れのはず。だから、許していただきたい、というのが電話かける派からのお願いです。

「電話よりもLINEのほうがウザい」「かけるほうからしたら、用事があるのに“今かけたら迷惑になるかな”と考える時間こそムダ」。その2では、アラサー&アラフォーOLの電話&ネットコミュニケーションの不満について紹介します。

 

電話をかけていいのは相手に選ばれ、認められた人だけ。

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プロフィール

白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。