コラム 【もやもや】録音して通報。豊田議員の元秘書はパワハラ被害に打ち勝てたのか~その2~

「パワハラ」という言葉が生まれたのは2001年だそう。
以降、雇用主や上司、先輩などからの理不尽ないやがらせ行為を受けたり見たりした時には、「あ、これパワハラ?」と思うようにはなりました。

人は、理解できないものに遭遇すると混乱します。だから、パワハラ行為に名前がついた分、理不尽な叱責を受けた時の「この辛さってなんだろう……」というもやもやは晴れました。

だからといって、よかった!とはもちろん言えません。
その2では、あずき総研が働くアラサー&アラフォーに聞いたパワハラ事件簿を紹介します。

パワハラを訴えても「確かに口は悪いけれど、いいところもあるんだから」と言われると、憤りもひとしおのもやもやはコチラ。


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「弊社には伝説のパワハラマンがいます。すでに役員クラスなんですが、現役時代は、怒号とともに、吸い殻の入ったアルミの灰皿を部下に投げつけるのが日常、という人(笑)。

あまりにブンブンと投げられるので、ついキャッチしてしまってよけいに怒られた、という逸話や、コントロールミスで別の席の人が頭から灰をかぶった、という話が語り継がれているほど。

オフィスが全面禁煙になった今、灰皿こそ投げませんが、部署内に響き渡る声で、部長クラスの人に“てめー、ふざけんなよ、とっとと辞めちまえよ!”と毎日やっています。

もう、こわくてこわくて。そのあと部長も不機嫌になって、パワハラ連鎖になっちゃうんです。早く定年を迎えていなくなってほしいです」(マスコミ勤務・42歳)

「転職先の教育担当のAさんという人に、“あなたみたいな雑な仕事をする人が、今までやってこれたことが信じられない。センスがないから教えてもムダ、転職したほうがいい”と言われました。部署のみなさんが、歓迎会を開いてくれるという日、出勤4日目くらいの夕方のことです。

全員の前で大声で言われて、恥ずかしくて悲しくて、私、つい泣いてしまったんです。それがいけなかったんですけど……。歓迎会にはAさんも出席してくれたんですが、歓迎というより反省会? テーブル席の私の周りに座った人たちは、口々に慰めてくれて、反対側の人たちはAさんのご機嫌取り、みたいな妙な会になっちゃいました。

“Aさんってキツイけど、長く付き合うといい人だってわかるから頑張って!”と言われたんですが、なんだかそれも納得いかず……。どうして我慢しなくちゃいけないんだろうって、思っちゃったんですよね。

無理しなくていいんだからね、という人もいて。気を遣ってくれたのだと思うのですが、その時は私の気持ちを見透かして、みんなが私を辞めさせたがっているって思ってしまったんですよね。

結局、Aさんはもちろん、Aさんに味方した誰ともうまくつきあえず、3か月で退職しました」(IT関連会社勤務・32歳)

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