コラム 【もやもや】男女の別れの瀬戸際で荒れる女ーー。松居一代劇場を独身アラサーが淡々と眺める理由~その2~

「7歳年上の夫に浮気されました。私が出張から戻ってきて、食洗器の中に2人分の食器があったあたりからあやしいな、と思っていたんです。それで、彼がひとりで家にいるときに、相手の女と電話しているときの会話でも聞けたらいいな、と思って寝室にICレコーダーを仕掛けてみたんです。

そしたら、なんと女を連れ込んでいて、ベッド上での聞きたくない声が録音されていて……。私の家でなにをやってるんだ!とはらわたが煮えくり返るほど頭にきて、相手を突き止めようと躍起になりました。

夫は抜けているところがあって、スマホもパソコンもパスワードは甘いし、共通の知り合いが多かったので、女の身元はすぐにわかりました。そして、友から教えてもらった室内カメラの無料アプリを寝室にしかけ、2人がベットの中にいるところに乗り込んだんです。全裸でベッドの上で体育座りをする彼女の写真、今でもスマホに残しています。

彼女から400万円の慰謝料をとり、夫とも別れました。実際は、600万円を請求したんです。彼女からは弁護士を通じて、その金額は度が過ぎる、裁判になれば100万円程度にしかならないと不服の申し立てがありましたが、不倫しておいてこっちを脅すなんてふざけんな、と。私は裁判になってもいいと思っていたので、強気にでました。そしたらすんなり(笑)。

今は、夫に負担させている家賃20万円の恵比寿のマンションに1人で住んでいます。彼はLINEで“もう、勘弁してくれ。本当にお金がない”と連絡してきますが、“お金がないなら、あの女の親からでも借りれば?”と返信しました。2人の会話をテープ起こしし、探偵を使って相手の実家の住所と交際中だった男の名前をつきとめ、弁護士とも何度も相談して……。やりきった感はあります。あ、その浮気相手の子、別の男と婚約中だったんですよ(笑)。火遊びのつもりだったんですかね。とはいえ、2人の気持ちや考えなんて私にはどうでもいいです。不幸になってさえくれれば」(広告会社勤務・33歳)

みなさん、別れ際にはいろんなペルソナが出てくるものなんですね……。自分はスマートに別れたいと思いつつ、もしかしたら一番豹変してしまうのかも……なんて考えると、それもホラーな気持ちです。

「玉砕してもいい、とことんやります!」っていう負のパワー、プラスに転換させて別のところも活かせるといいですね……。

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プロフィール

白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。