コラム 【もやもや】はあちゅうのセクハラ・パワハラ告発。ハッシュタグMeTooの価値ある取り組みが売名行為と誤解される状況でいいのか~その1~

ブロガーで作家のはあちゅうさんが、性的暴行を受けた被害者のためのハッシュタグ#MeTooに賛同したとして、8年前に在職していた会社で受けたセクハラ・パワハラ被害を証言しました。

セクハラ・パワハラ行為をした相手はこの春、その会社から独立した超有名クリエイティブディレクター。10月末に、自身の知識をもとに、広告人のための思考の技術をまとめた著書を出版されたばかりだった男性です。

しかし、はあちゅうさんの証言がネット記事となった直後から、その男性の書籍のコメント欄は大荒れ。Twitterは閉鎖され、翌日、会社の代表取締役を辞任することが公式サイトで発表されました。

そんなはあちゅうさんは、20日に『「自分」を仕事にする生き方』というビジネス書を上梓しました。

筆者の周囲には、「どうしてこのタイミングで告発に踏み切ったんだろうと思ったけど、なんのことはない、自分の本の宣伝のためなんでしょ?」という人もいます。

これでわかったでしょ。大手広告代理店からPR会社へと渡り歩いた彼女のWEBプロモーションは捨て身上等、と考えれば、さすが侮れない女性だなと思います。

でも、自分の本の宣伝に使うでもしなくちゃ、パワハラ・セクハラの被害で受けた傷なんて癒えないじゃないかとも思うのです。

だから私は、もしこの告発が宣伝ツールだとしても、彼女の行動は勇気あると思いました。

パワハラワード満載のLINEのやりとりのキャプチャなどの証拠をもったまま、8年間も寝かせて。時期を待っていたのだろうなとも思えます。

そして、彼の後ろ盾が揺らいだ独立後に、#MeTooが話題になったという事象にも、強運を感じます。自分を傷つけた相手を失脚させるには絶好のタイミングです。

自分の本が売れなかったとしても、彼へのダメージは大きく与えられたので、少しは気が晴れたでしょうか。

#MeTOOを攻撃したり茶化してはいけない

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