コラム 【もやもや】振袖レンタル業者「はれのひ」が成人式当日にとんずら。小倉智昭の「着飾るのやめたら」は誰批判なんだろう~その1~

なにも、成人式当日にばっくれることはないじゃないですか。

成人の日当日、振袖レンタル業者「はれのひ」が着付け会場をばっくれ。着付けができなかったり、着物そのものが届かなかったりで成人式出席を諦めた人が多数出たとのニュースは、ひどいとしか言いようがありません。

1年前まで「はれのひ」に勤務していたという人が、テレビの取材に「現場スタッフは成人式はなんとかやり遂げたいと思っていたけれど、家賃を滞納していて、自分たちのお金ではどうなるようなものではなく、泣く泣く店を閉めて撤退したと聞いている」というようなことを話していました。スタッフをかばっているつもりだったのだと思いますが、“ちょっといい話”にはまったく思えませんでした。

家賃を滞納している不動産業者に、1月8日を退去日に指定されたんでしょうか。もしそうなら、なんと無慈悲なことを……と思いますが。

いや、退去してもいいですよ。でも、着付け会場への例年の搬入は前日の夜10時で、今回はそれにも対応しなかったわけです。スタッフの人たちは前日の時点で、「予約を受けたお客さんたちの成人式の着付けはやらない」って決めてたんですよね。「泣く泣く店を閉める」前に、お客さんたちに電話するっていう発想は生まれなかったんでしょうか。全員に電話を1本かけるだけで、右往左往したり、裏切られた気持ちに打ちひしがれて成人式に出席できなかった新成人は確実に減ったと思うんですが。

せめて、派遣を頼んでいた着付け業者や着付け会場に連絡さえしてくれれば、心ある人たちが、なんとか対応してくれたかもしれないのに。

お金を払ったのに当日の着付けをしてもらえなかった人だけでなく、購入したものや預けたものが行方不明になってしまっている人もいると報道されていました。「泣く泣く店を閉める」前に、返却するという発想はなかったんでしょうか。

前々から準備して、娘さんと親御さんたちが「一生に1度」と楽しみにしていたことを、やすやすと台無しにする大人がいること。門出の、しょっぱなにこういうことを平気でできる大人がいること。大人側の人間として、申し訳ない気持ちでいっぱいです。現場で奮闘してくれたり、救済策をTwitterで展開してくれた人たちがいたこともニュースになっていますから、こんなバカ大人は一部だと思ってくれたらいいですが……。

今回の騒動の結果、意気消沈して成人式行きたくない、行かないっていう子もいたとか。

そんでもって、この一連の騒動について、キャスター小倉智昭さんが情報番組で発言した「これを機に、成人式で着飾ったりするのをやめたほうがいいんじゃないかと思う」です。

成人式に着物を着るのも着ないのも個人の自由でしょ?

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