コラム 【もやもや】「不倫疑惑で小室哲哉引退」が、もはや介護離職にしか思えなくなっている件~その1~

小室哲哉さんが引退してしまいました。引退会見の直後は、各テレビ局が取り上げ、筆者の知人からは「職場に並んでる全部のテレビから、globeの曲が流れていて泣けてくる」「引退することないのに……」というLINEが複数届きました。

芸能人の不倫なんてどうでもいいし、不倫自体が当事者同士の問題で、他人がどうこうジャッジするものではありません。

こういうときにベッキーさんばっかり持ち出すのも申し訳ないですが、彼女のときですら私たちは、不倫を非難していたというよりも、嘘で煙に巻こうとされたことにイラッときただけです。その部分で、「当事者感」があったのです。

今回の件についても、「小室哲哉の不倫疑惑が週刊誌でスクープされるらしい」というニュースが流れ、事務所がコメントを出し……という時点では、周囲でも「最近、小室さんテレビによくでるようになったし、だから狙われたんだろうなぁ」くらいにしか思っていない人が多かったようです。

そして、編集部界隈で「小室さんが記者会見を開くらしいよ」と話題になっていたときも、これまでの男性芸能人の不倫疑惑釈明会見と同じようなやりとりが行なわれるのだろう程度にしか考えていませんでした。「私たちには関係ない話」だと。

しかし、実際には、まさかの「けじめとお詫び」で引退。ショック……。

いきなり、当事者感がむくむくとわき起こります。なぜなら小室哲哉さんの引退は、小室哲哉の音楽が好きな人にとって、「自分の好きなものの喪失」になるからです。

「けじめ」もよくわかりませんが、「お詫び」はもっと謎です。小室さんが仕事をやめることが、誰のお詫びになるんでしょう。

たぶん、これ、私たちなんだと思います。

ベッキーさんから、いろんな芸能人が不倫するたびに、その釈明会見をするたびに、許すとか許さないとか反省してないとかもうテレビ出るなとか。SNSで騒ぎ立てる私たちへ、小室さんが選んだ「お詫び」が引退だったんじゃないかと思うと、さらに当事者感がのしかかります。ごめんなさい、追いつめて……という気持ちです。

また、会見では不倫関係は否定したものの、その女性に心の支えになってもらっていることに後ろめたさを感じていたこと、そして不倫疑惑を週刊誌に報じられたことを「戒め」と感じたというようなことを言っていました。

介護って大変だもの……心の支えもほしくなるよね

1 2