コラム 【もやもや】アルコール依存症でもそうでなくても、お酒は“ダメになるほど”飲んじゃダメ~その1~

「TOKIOが4人になってしまった……」「なんでこんなことに……」。山口達也さんの会見からこっち、周囲では「酒癖の悪い人」の話ばかりです。事務所を退所したあとも、あとだからこそなのか、過去の女癖や酒癖の悪さがここぞとばかりに報道されているせいで、「ああ、こういう人っているよね……」と、知人の酒癖の悪い人の言動を思い出してしまうのです。

娘ほど年の離れた高校生を家に呼びつけたり、強制わいせつ罪に問われる行為をしたことは、飲酒していたかどうかなど関係なく、大人としても人間としてもダメです。

そして、「酔っていたから」は言い訳にならないです。むしろ、たちが悪いといえましょう。酩酊しておかしくなった中年男性を知っている人ほど、「酔っていたぶんだけ、少女の恐怖は増大したのではないか」と、自分ごとのように嫌悪しています。

この件については本人が認めている状況ですし、「そういう人がテレビに出て、商品を宣伝したり、さまざまな事象についてまっとうそうなコメントをするなんてありえないし、無人島を開拓して、うっかり感動させられるのはまっぴらごめん」と声高に言う人が多いのも致し方ありません。善人ぶるな、と思われることをしたのです。

しかし、一方で、残念だったりショックだったりの気持ちから、もやもやと「酒が、な~」と思ってしまうところもある。彼は悪くない、お酒が悪いんだということではなく、「なんでそんなに飲んじゃうのかなぁ……」ということです。自戒の念も込めて。

男性でも女性でも、「お酒を飲むと様子がおかしくなる」という人は少なくありません。明るく楽しくなるのならいいですが、狂暴になる、セクハラしだす、説教する、泣く、絡む、話がループしてしつこいなどなど、ネガティブな方向に傾く人も多いですよね。また、「酒に酔っていたから何をしたか自分でもわからない」という経験をもつ人も一定数いるでしょう。筆者にもあります。

しかし、そういうお酒で記憶をなくす人たちすら、今回の件については自分のことは棚上げして「これはないわ~」と思っている。犯罪ですから当然なんですけど、でも本当に「自分はしない」と言い切れるでしょうか。だって、そもそも「酒に酔っていたから、何をしたか自分でもよくわからない」と言えちゃう人たちです。

記憶をなくす人たちって、周囲からしてみたら「いつこうなってもおかしくない」という状況を積み重ねています。でも本人は、「一線は超えない」と思っている。まずこれがダメなんだと思います。決して、酒の席の自分を過信してはいけないのです。

なぜ酒の席の出来事は、責めにくいのか?

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