コラム 【もやもや】サッカーワールドカップ日本代表大健闘でも叱責する人に、日本社会の縮図を見る~その1~

サッカーワールドカップロシア大会が盛り上がっています。その理由のひとつが日本代表の大健闘です。FIFA世界ランキング61位で、直前で監督が代わり、新監督の西野監督によるメンバー発表も「驚くほどノーサプライズ」なんて見出しがスポーツ新聞に踊るほど、期待値もそれほど……という状況でした。

それが! 19日のグループリーグ第1戦 、コロンビア代表との戦いで2対1で勝利。前半開始直後のPKによる1点は、FIFAってなに?退場選手のかわりの選手はずっと補充されないの?ってくらいサッカーを知らない筆者ですら、見ていて感動しました。

その時点で「いやー、よかったよかった」「強豪チームから1点取れるのってすごいよね!」と思ったのですが、「日本サッカーは弱い、予選でコテンパンにやられて帰ってくるだけ」となどサッカー好きでサッカーを“知ってる”風な人ほど喜んでいないのです。「PKなんて入らないほうがおかしい」と言い、同点になると「ほらね」と言い、さらに大迫選手が超カッコいいシュートを決めて勝利したあとも、「10対11人で戦っていたわけだからし」「運がよかっただけ。次の試合はこんな風にはいかない」と絶対褒めない。なんでなんですかね?褒めると死んでしまう病気なのでしょうか。

24日の第2戦 、セネガル代表の戦いもそう。ほとんどスポーツ観戦をしない筆者からしたら、エネルギーに満ちた積極的な攻防は興奮もの。シュートが決まった場面はもちろん、決まらなかったときにも、思わず声を張ってしまったほどです。しかし、サッカー好きな“知ってる”風な人たちは「いい試合だったよね」とはいうものの「川島がダメ」とか「勝てる試合だった」とか。いや、監督や選手の方々が悔しがるというのはわかるんです。当事者だから。常に上を目指すというのは大切なことです。でもなー。たとえ「惜しい……」と思うところがあったとしても、応援者は、いいところを褒め湛えるべきじゃないかと思うのです。

サッカー日本代表を絶賛する記事を読んで気持ちよくなりたいのに、ネット検索していると、ちょいちょい批難やけなし記事に遭遇してしまい、どんよりした気分になります。せっかく、世界各国で活躍している日本を代表するサッカー選手がひとつのチームになって戦っているんだから、そのことをバリューと思って、大のサッカーファンこそ楽しんで観たらいいのに……。否定ばっかりしていると、自分の気持ちがそっちにひっぱられちゃって楽しくなくなる……ってことはないんでしょうか。

一般社会でも、「あいつはダメだ」と決めつけて、たとえその人が期待以上のことをしても、いい面は認めず「ここがダメ」「あそこがダメ」とダメな部分を指摘して、「だからやっぱりあいつはダメ」と言う人は多いです。「そんな人の言うことなんて、聞く耳をもつ必要はない」わけですが、そういう人は上司など自分より立場が強い人だったり、発言力がある人だったりするのです。だからめんどうくさい、というか、心が病んできてしまうのですが……。

もうすぐ第3戦のポーランド戦……!

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